クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち

劇場公開日:

クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち

解説

デビュー作「チチカット・フォーリーズ」(1967)以降、現代社会のさまざまな場所や問題を切り取ってきた米ドキュメンタリー界の巨匠フレデリック・ワイズマンが、世界的にも有名な仏パリの老舗ナイトクラブ「クレイジーホース」にカメラを向けたドキュメンタリー。幻想的できらびやかなショーの模様から、そこで働く女性ダンサーたちの姿、スタッフや舞台裏、オーディションの風景なども収められている。本編の最後には、著名振付師フィリップ・ドゥワレによる最新ショー「DESIR」も披露。

2011年製作/134分/R15+/フランス・アメリカ合作
原題:Crazy Horse
配給:ショウゲート
劇場公開日:2012年6月30日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

インタビュー

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3

(C)2011 – IDEALE AUDIENCE – ZIPPORAH FILMS, INC. TOUS DROITS RESERVES – ALL RIGHTS RESERVED

映画レビュー

2.0尻、尻、尻

2018年6月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

1951年創業の老舗ナイトクラブ「クレイジーホース」の裏側に迫るドキュメンタリー。ヌードショーの為、本編中ほぼ女性キャストはほぼ全裸で舞台やバックヤードにいる。が基本的に芸術を説明されるとさめるなあ、アートでございのドヤ感で二時間はキツイ。スタイリストのフィフィと振付演出家のフィリップのやり合いはピリッとしてて良かった。躍りの官能的さと裏腹に、歌が入った時のずっこけ感よ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
mimiccu

5.0100年後の人のために

2013年8月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

ワイズマンのダンス三部作(勝手に名付けてすいません)、『アメリカン・バレエ・シアターの世界』『パリ・オペラ座のすべて』『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』は、ほんと観てて飽きない。好きなシーンを何度も繰り返し観てしまう。

『アメリカン〜』だったらライモンダのシーン、『クレイジー〜』だったらロープダンスとトウシューズのシーンかなあ。

これらのダンスシーンは一朝一夕に出来上がるわけでもなく、鍛錬と伝統に支えられている。
連綿と続くダンスの長い歴史の貴重なワンカットを観ているような気がしてくる。

--

ワイズマンのダンス三部作、実は100年後200年後の人のために作られたんじゃないかなあと思う。

私は、『クレイジー〜』のダンスの大本となった、例えば200年前のマリー・タリオーニのダンスが観てみたい。現代にも引き継がれる芸術がどのように産み出されたのか、当時どんなだったのか、もの凄く観てみたいのだが、叶わぬ夢だ。文献でしか知る事ができない。楽譜は残っていても、その当時の情熱を観ることはできない。

パリ・オペラ座やクレイジーホースは、形を変え、どんどん未来へ引き継がれていくと思う。(もしかしたら無くなってしまうかもしれないけれど、クレイジーホースというものがあったという記録は残るだろう。)
100年後200年後の人も、私がタリオーニを観たいと思ったように、フェリを、ルグリを、そしてクレイジーホースを観てみたいと思うのではないか?

ワイズマンはその人たちのために、このドキュメンタリーを撮ったのではないかなあと思う。
圧倒的な身体の存在感を、舞台という一瞬ではなく、映画という永遠にしたかったのではないかと思う。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
小二郎

3.5ありのままを写し撮った映画

2013年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

萌える

カメラマンと監督の好みがよくわかります^^
初めのほうのダンスシーンが、ずーとおしりのアップばかり映されて、
全然ディティールとか全体の雰囲気がわからない!!
ダンスが見たいのに~、ともどかしい気持ちになりました。
後に行くほど、『局部のアップのみ』や『胸のアップのみ』という事はなくなり、きちんと舞台全体が見れます。
もしかして、最初にアップを流すことでアブノーマルな感じを印象付けたかったのかも知れませんね。
全裸に近い状態の女の人がいて、そんな人が踊っていたら、どこに目をやるか?
そりゃ当然胸かおしりで、そのことを映像で疑似的に表現したかったのかも知れません。

表舞台と対をなす、夜の舞台クレイジーホース。
ダンサーが憧れるもう一つの場所です。
エロスを表現することだって、立派な芸術。

気になる公演形態ですが、すべての席は舞台に向いていて、飲み物は元からテーブルに用意されている。各席に番号があり、きちんと予約番号の席に観客は着く。
映画館とか劇場に近いかんじですね。
食べ物はたぶん出ないのではないでしょうか?
きちんとした身なりでないとちょっと気圧されるような雰囲気。文化人が見に来る『夜の芸術』って感じがします。

そんなクレイジーホースの舞台裏が取材されています。
・舞台制作会議
・衣装合わせ
・ダンサーの楽屋裏
・ダンサーオーディション
・ダンス練習風景
・照明練習

という感じです。あとはチラッとパリの街並。

ダンサーたちが歌うへたっぴな「クレイジーホースはパリにある」という曲と、それに合わせて舞台で踊るシーンがあり、
ダンスは良いかもしれないけど、その歌じゃエロスの雰囲気が台無しじゃない?とある意味楽しめたりします。

「I am a good girl」が踊られていて、『バーレスク』ファンの私は興奮しました。

キラキラしてて、いい舞台ですねえ。一回くらい見に行ってみたい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
いずる

4.5エロスの秋は芸術の秋をいとも簡単に凌駕する

2012年11月6日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

萌える

フランスの名門劇場『クレイジーホース』で繰り広げられる魅惑のヌードショーの美しき舞台とその裏を追ったドキュメンタリー
ラインダンスやポールダンスといった王道のセクシーダンスだけでなく、宇宙空間をモチーフにしたSFものやシルエットetc.前衛的な出し物までバラエティに富んだ構成でエロスを超越し、肉体の芸術祭にまで昇華している

ストリップショーの一種と云えるが、浅草界隈の生々しさや、プレイメイトに代表されるアメリカの押し付けがましさは一切無い

ファッショナブルで女性客でも虜にさせる華麗なるエンターテイメントとして確立化している圧倒的美の原動力は、ジャズ・バレエ・タップ・チアリング・影絵、はたまたSMまでありとあらゆるジャンルの舞踏を取り込み、練り上げられた探究心に尽きるだろう

また、踊り娘のボディラインを更に開花するべく、緻密に計算された照明技術にも目を見張る

まあ、個人的には楽屋でくつろいでいる時の無防備な姿が最も素晴らしかったけど

そして、完璧なショー創りを突き詰める演出家VSビジネスとの両立を掲げる支配人&スタッフとが衝突する舞台裏の慌ただしさも興味深く、傑作『バーレスク』を彷彿とさせる映画の面白さを兼ね備えている

では最後に短歌を一首
『蝶は舞う 尖らす羽根を くねらせて 絡み合う影 夢を照らして』
by全竜

【ぽろりデータ分析】《全編》
134分
《お楽しみ時間/下着・レオタード・シルエットetc.も含む》
約58分
《お楽しみ時間所有率》
43.3%
《プロポーション》
★★★★☆
《芸術度》
★★★★★
《物語性》
★★★☆☆
《エンターテイメント性》
★★★★★
《興奮度》
★★★★★
《オススメ度》
★★★★★
総合★27

コメントする (0件)
共感した! 1件)
全竜
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

他のユーザーは「クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち」以外にこんな作品をCheck-inしています。