ビル・カニンガム&ニューヨーク

劇場公開日:

ビル・カニンガム&ニューヨーク

解説

ニューヨーク・タイムズ紙で人気ファッションコラムと社交コラムを担当する名物フォトグラファー、ビル・カニンガムを追ったドキュメンタリー。50年以上にわたりニューヨークの街角で毎日ファッショントレンドを撮影し、ニューヨーカーたちに愛されているカニンガム。しかし、親しい業界人ですら、そのプライベートを知る者はほとんどいないといわれている。そんなカニンガムに2年間にわたり密着し、カニンガムの知られざる私生活や仕事ぶりを映し出す。

2010年製作/84分/G/アメリカ
原題:Bill Cunningham, New York
配給:スターサンズ、ドマ
劇場公開日:2013年5月18日

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映画レビュー

4.0「ファッションは鎧だ」

2023年6月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ニューヨークのストリートを中心に大衆・日常の中にあるファッションモードを撮り続ける
写真家ビル・カニンガム氏を追うドキュメンタリー。

最先端のファッション業界の舞台裏や奇抜な衣装に身を包むニューヨーカーが彩る、いわゆる尖った有名人を中心に据えた、普通といえば普通のドキュメンタリーだが、終盤、「信仰」と「恋愛」についてのインタビューシーンが静寂を破る。

「ファッションは鎧だ」と語り、生涯、結婚することもなく、取り壊し寸前の散らかった狭いアパートに住み、自身は青い作業着しか着ない、どこか狂気じみたおじいちゃんカメラマン。

彼の纏う「ファッション」「ストリート」「写真」といった鎧の下の生身に緩やかに迫る良作。

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えすけん

4.5「映画は観るエナジードリンク」と紹介したサイトの表現がピッタリ

2022年4月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ライフハッカーで「映画は観るエナジードリンク」というタイトルで紹介されていた作品。確かに映画は2時間の物語の中に登場人物の人生が込められている。感情や価値観、喜怒哀楽、人生の明るい部分と暗い部分、いろんな内容が込められた映画は観るだけで自然とやる気が生まれてくる。

この映画はニューヨークのストリートファッションを撮影し続けたビル・カニンガムのドキュメンタリー。ファッションを愛し、服で自分を表現している人々を愛し、ただただ美しいものを追い続けた彼の仕事の取り組み方は観るだけで活力が湧いてくる。まさに観るエナジードリンク。死ぬまで好きな仕事に取り組み続けたビル・カニンガムの姿はすべての大人にエナジーを与えるはず。

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立花真由美

3.5さかなクン? or ふなっしー? その生き様

2020年12月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

萌える

ぶれない。自分の”好き”を貫く。
マスコミにもてはやされてもおごり高ぶらず。波に飲み込まれることもなく。
周りへの配慮も怠らないけど、迎合もしない。そして誰かを傷つけない。

つい、権勢とか、豪華な暮らしとか、そういうものに溺れそうになるけれど、彼らにとってはそんなことよりは自分の”好き”を貫く方が大切なんだろうな。

周りの興味と自分の”好き”が合えば、世間から認められるけど…。

彼らのような生き方に憧れるけど、誰からも認められなくても”自分の好き”を自分で認めて愛していける、そんな覚悟を持てるかどうか。

ビルが目を止めるファッションも、そんな確立した自分を表現したものばかり。

NYのファッションも堪能できるけど、生き方を学びました。

  ⁂ ⁂ ⁂

とはいえ、映画としては、カニンガム氏とファッションとNYに焦点を当てていて、散漫になってしまった。おしい。へたなバックミュージックを付けなかったところはよかったけど。
 映画としては☆3つ。

でも、この映画を通して、こんなに魅力的な方とその偉業を知ることができました。
 カニンガム氏が担当したコラムは、歴史的価値もあるという。最初から最後のコラムまで通してみてみたい。ものすごいインパクトがあるだろうな。ファッションの変遷にしても、彼のクリエイターとしての画面構成にしても。想像するだけでワクワクする。写真を並べるだけの展覧会ではだめなんだ。『コラム』として、ぱっと目に飛び込んでくる時の印象、そして記事を読ませる力の画面が見たい。味わい、眺めたときの印象…。

”映画としては”を置いておいて、カニンガム氏の笑顔とその生き方に魅せられる。
カニンガム氏や、彼に写真を撮ってもらえた(センスを認められた)人々の戸惑い、照れ、そして自信に、何度も触れたくなる。

万人受けはしない。
けれど、心や美意識の琴線に触れる人はいるはず。

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とみいじょん

4.0羨ましい

2020年3月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

本当に好きなものを見つけられる人自体が少数なので、好きな事をずっとやり続けられているのがとても羨ましかったです。幸せですよね。NYの個性溢れる人達を観ていたら、日本は本当に窮屈だと再認識してしまいました。芸術家や変わった人が生きられないですもの。日本も昔はもっと自由で楽しかったんだろうなあ。

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ミカ

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