劇場公開日 2013年6月14日

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「原作は読んでおくべし!!3D」華麗なるギャツビー ラディーダさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5原作は読んでおくべし!!3D

2013年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

フィッツジェラルド著、華麗なるギャッツビーの本を読み終わったあとは、思わず最後の言葉に胸を打たれ、人間が抱く永遠の憧れ、過去の輝きの切なさ、力強さを語りかけられました。

ただ、偉大な名作の描写を全て映画で再現するのには限界があるようでしたね。

映画のギャッツビーは、悲しいほどの執着が強調され、普通の恋する青年で地道な努力の上にあったという人間味が少し薄れていました。少し怖い人になってしまっていた感じ。同様に、デイジーも単なる悪女のように見えましたが…原作ではそんなに薄っぺらい女ではないのです。

ギャッツビーの父親を登場させたり、生い立ちシーンをもっと丁寧にしたら良かったのかも?

映画は監督お得意の、ムーランルージュっぽく、軽快なタッチで描かれていると思いました。

その為か、映画のギャッツビーはとっても惨めであり、最後のあの有名なセリフも悲しい響きしか持ちませんでした。原作を読まない人たちには、ただの悲しい映画になってしまう可能性があるなと思いました。

しかしながら、ギャッツビーは美しい恋の希望を現実にしようとした、人間の過去に挑戦した、まさに「華麗なる」人物なのです。単なる悲しい物語ではないのです。

本を読むと映画にもっともっと厚みがでて、感動も大きくなると思うのでオススメですよ。

ちなみに、カットがいちいち短いので3Dはやや疲れます。綺麗ですが。2Dでも十分だとおもいますよ!

PS ニックとジョーダンさんのシーン、もっと欲しかった〜笑

ラディーダ