ペイド・バック

続いて、ヘレン・ミレン。
こちらはプロのスパイ。
フォーゲルのモデルはヨーゼフ・メンゲレか。

語り継がれていたり、フィクションとして作品になるのは「成功」した作戦ばかりだから、失敗したものだってあっただろう、という当たり前のことが頭から抜け落ちていた気がする。

タイトルは、原題（The Debt）のままのが良かったんじゃないかな。
主人公たち3人が背負っていたのはまさに「debt」だったのだと思うから。

後味があまり良くない・・・。
ジェシカ・チャスティンの横顔のシルエットが完璧すぎる美しさ。
ジェシカとヘレン・ミレンは、なんとなく似てるが、他の2人は似てなさすぎる。
むしろ、老いてからのディビッドは、ステファンにソックリなので、混乱。

ストーリー75
演出70
キャスト80

総合75

前半、現在と過去のシーンが交錯しすぎて
人物やストーリーの理解が難しかった。
途中眠くなるくらいの展開だったけど
後半になるに連れて理解できてくると
同時に一気にハマっていった。

ジェシカ・チャスティンが
めっちゃいい味だしてる！
ゼロダークサーティ然り
こういう役にはドンピシャな人ですね。

ずっと観たかった作品。
登場人物を、若い頃と現代で役者を分けた所が良かったです。諜報部員にしては脇が甘い印象でしたが、最後まで見応えがありました。