モンスター上司

ストーリーは穴だらけ。でもそんなことどうだっていいんです。
こんなに豪華なキャストが集結して、それぞれの役をケレン味たっぷりに生き生きと演じています。

特にジェニファー・アニストンは今までで一番エロ路線に舵を切って、監督の要求を十二分に満たすセクハラ上司ぶりを楽しそうに演じています。
これが地なんじゃないかとさえ思いました。

ノリ的には『ハングオーバー』路線ですが、一人強力な突っ込みキャラが居れば、ずいぶん面白くなったんじゃないでしょうか。

私は、とても楽しめました。

年末の夜に頭を空っぽにして観るべきクソコメディ映画です(笑)

3人の男たちの職場の非常識な上司に一泡吹かせる為にあの手この手を考えるストーリーで、非現実的な展開にイライラしてくるかも知れませんが、そのフラストレーションは最後の発散の為に取っておきましょう。

非常識なのは上司だけど思いきや、メインの3人(特にベイトマン以外)もなかなかのもので「そりゃねーだろ」の繰り返しです😅

クソ上司にケヴィン・スペイシー、ジェニファー・アニストンが出ていて、ファンとしてはとても嬉しいです。しかもパワハラとセクハラのフルコンボです(笑)
カーナビの“グレゴリー”もいい味出してますし、見た目だけの“MFジョーンズ”こと、ジェイミー・フォックスの存在も大きいです。

何度も言いますが、本作は深みのないクソ映画です！
細かいことは気にしないでバカになって観ましょう！

＜Caution!内容に触れています。＞

■とにかく、上司役の俳優が凄い
　１．超パワハラ上司・・ケヴィン・スペイシー
　２．バーコード頭のオバカ社長・・ナント、コリン・ファレル
　３．お色気歯科医師・・ジェニファー・アニストン(先日観たおバカ映画も凄かったがこの映画でのエロさも凄い。

・一番嫌なのは、ケヴィン・スペイシー演じる超パワハラ上司かなあ・・。何たって、妻の浮気相手のバーコード頭のおバカ社長を、躊躇なく撃ち殺したもんな。
　そして、本当に居そうである。

・お色気歯科医師を演じたジェニファー・アニストンも可なり凄い。標的のデールを薬で眠らせて、あんな写真を撮っているとは・・。

＜３人のモンスター上司に悩まされている、３人の部下が仕組んだ事。
　おバカだが、良く出来ている作品である。
　今作もエンドロールのNGシーンは必見です。
　アメリカ人って、こういう映画好きなんだね。邦画では在り得ません・・。＞

なんと、コリン・ファレルが！