チェルノブイリ・ハート

劇場公開日:

解説

1986年4月26日の旧ソビエト連邦(現ウクライナ)・チェルノブイリ原子力発電所事故から16年後の2002年に製作されたドキュメンタリー。16年を経てもなお高濃度の汚染にさらされている「ホット・ゾーン」と呼ばれる地域や、生まれつき重度の疾患を持って生まれる子どもたちを指す「チェルノブイリ・ハート」など、事故の被爆被害の実態に迫る。2003年・第76回アカデミー賞で短編ドキュメンタリー賞を受賞。その後、06年にさらなる追加撮影も敢行。原発事故後に初めて故郷に帰った青年の姿も収めている。

2003年製作/61分/PG12/アメリカ
原題:Chernobyl Heart
配給:ゴー・シネマ
劇場公開日:2011年8月13日

スタッフ・キャスト

監督
編集
ジョン・クストディオ
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受賞歴

第76回 アカデミー賞(2004年)

受賞

短編ドキュメンタリー賞  
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(C)2003ダウンタウンTVドキュメンタリーズ

映画レビュー

5.0空も海も境界線や仕切りはない、誰のものでもない

2022年6月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

汚染地区の障害児の出生は、事故の前の25倍。
産院で健常児の生まれる割合は15〜20パーセント。

目に見えないからエビデンスも無いけど無関係な訳がない。

国会議員の勉強会とか東電とか役員たちは見るべきだ。

きのこ、キイチゴの汚染、、、、
後悔しかない

ベラルーシの国土の99%は汚染されているとか

アラスカにも影響とか。

知らないこと一つ一つ知るだけでも、知らないままよりよい。どんな小さなことでも。どんな小さな声でも。
甲状腺癌は女の子に多いと聞いていたが男の子も多い。甲状腺癌だけではない。
心臓病も。心房の間に穴があく。

高濃度汚染地域でなければ保障も打ち切り。

他人事ではないし、福島原発の事故とも関連性は見つけられだろう。

見るのは非常に辛いが、現実として過去の教訓過去からの示唆があるのだから、見るのは当然だし、因果関係は証明されない、できないとしても普通の頭で考えたら対策すべきとわかるだろう。

波の高さを予想することは不可能みたいな馬鹿馬鹿しい茶番の裁判に金と時間を使わず、責任ある立場の人はちゃんと勉強してちゃんとsocial good public good 一人でも死者や病人を出さないように奮闘していただきたい。

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4.0もっとも恐るべきは何か?

2020年11月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、試写会、映画館

怖い

遥かロシアの大地で起こった出来事を淡々と紹介するドキュメンタリー。
今の福島でもどうにもできなかった放射能漏れを強引に人力で抑え込むも作業員たちも次々と被曝し死んでいった。近隣には放射能が降り注ぎ、取れた野菜や木の実、キノコから更に放射能を身体に取り込んでしまうと言う悪循環に目を覆いたくなる。
子ども達は影響で奇形や心臓の異常があり、奇形の心臓オペ無しでは長生きも出来ない。
見た目も異様な水頭症の子どもの未来はあまりにも暗い。
近隣の人々の身体への影響も酷い。
住み処から離れられず、異常なガンの発生率でご近所さまが亡くなっている事を訴えている。

チェルノブイリ後に耳で聞いた噂では、日本海側の地域に放射能を含んだチリが降りかかり、東北から北海道でその頃に乳ガン等の婦人科系のガンの発生率が三倍ほど上がったと言う。

チェルノブイリは未だにこんなだが、つい比較してしまう…日本は?福島はどうなんだ?と
災害直後はホットスポットだのなんだの言っていた。
原発の再開をどうするか?議論もされていた。
汚染土壌もひっくり返して埋めていた。
ぶっ壊れた原発をどうにも出来ず、ただ内部を見ていますと報道を繰り返していた。
汚染したモノを洗い流していた。
汚染水も貯めていた。
電気代も上がった。安全と言われた原発がこの様で一企業の損失を国民が引き受ける形になった。
計画停電までやっていたのにまたぞろ、LEDだからとどこもかしこも照明だらけである。不必要なんて誰も言わない。
古い原発だらけだが、こそこそと再稼働をスタートさせていった。
計画停電で脅しておいての原発必要を煽る感じであった。
企業の経済的理由から燃料による発電では金が掛かるから、原発以外の選択肢は失くなっていた。
恐ろしいプロパガンダである。
原発を推進するとどれほど儲かるのだろうか?

そして数年前まで汚染水の量を伝えていたニュースは昨今ついぞ見なくなった。
解体も出来ず、汚染水を貯めることも出来ず、海へ流すと言う。
影響ない程度だから問題ないと流していると。
問題ないなら何で建物を片付けられないんだ?
壊れても触れないようなモノを安全とか何で言えるんだろう?
後数年後、当時の子どもたちにガン発生率が上がって大量のガン患者を産み出しても、誰も責任を取らないだろう。地震だから仕方ないと。

だからこそ思う。ほんと恐ろしいのはなんだろう?と考えさせられる作品であった。

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うにたん♪(何観ても文句書きそうな気分)

3.0偏向的な内容ではあるが

2020年9月24日
iPhoneアプリから投稿

偏った見方であることは確かだが、しかしながらこの偏りを押して余りある現実
今はどうなっているのか考えるだに恐ろしい
そしてこれは人ごとでない

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tete@cinema

4.020年後の日本

2011年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

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Helguera

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