劇場公開日 2011年8月20日

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「あらゆる障害を克服する恋愛映画の定番映画」タクミくんシリーズ あの、晴れた青空 Ryuu topiann(リュウとぴあん)さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0あらゆる障害を克服する恋愛映画の定番映画

2011年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

幸せ

この作品は、ごとうしのぶ原作の400万部を超えるベストセラーBL(BOYSLOVE)小説の映画化のシリーズ5作目。
 映画雑誌の老舗のキネマ旬報の新作紹介にも掲載されていたので、ものは試しにと映画館に足を運んでみると、女子・女子・女子 若い女の子ばかりの映画館に一人申し訳無いように場違いの席に、腰を下ろしていざ鑑賞。さすが人気シリーズの映画化と言うだけあってか、主演の2人を始め出演者は全員男子・男子・男子。イケメンパレード。お話しは、私立男子高校生の友情と、学校の中で繰り広げられる恋愛模様。特に難しい、ストーリー展開も考えさせられる点などの収穫はゼロの作品だった。つまり作品的に余り得るところの無い映画と言う事で、映画評の高得点を出す事は決して出来ないけれど、これも、ハーレロマン小説同様に、ファンタジー小説の一つのジャンルとして大きなマーケットを占める世界であるらしいので、れっきとした恋愛映画と呼ぶ部類の作品に入るのだろう。イケメン大好きな女子、或いは男子には、イケメン鑑賞のファンタジー映像として楽しめる作品である事だけは確かである。
『英国王のスピーチ』のコリン・ファースが主演した『シングルマン』の様な芸術的な映像美とストーリー展開の面白さは、一つも感じられない点が残念だった。しかし10代の女子高生や、男子高生には、等身大の恋愛映画として、自分に当てはめて、見る事が出来るから楽しいのかも知れない。私には学生生活はかなり昔の事で、どうしてもこの世界観にはついて行かれないのが残念でした。しかし人が誰かを好きになり、その人と少しでも多くの時間を二人きりで分かち合いたいと願う、甘く切ない気持は、年齢・性別・人種には全く関係無い事をこの映画が伝えようとしているのだろう?
そう言えば、年間3万人を超える自殺大国の我が国日本で、自殺するティーンエイジャーの中でも、セクシャルマイノリティーが理由で自殺を考える方の比率は3倍程高いと言う説がある。
BLコミックや、BL小説が広く一般に受け入れられる事で、セクシャルマイノリティーへの人への理解と差別が緩和され、どんな人達も自分の人生を生き甲斐と喜びを持って生きて行く社会が出来る日が少しでも早く来ると良いなとこの作品を観ながら、願う!
あなたも素敵な恋愛を!結婚している人も、再び連れ合いとの出合った頃の甘い気持ちと相手を思いやる優しさを再度手にして欲しい。この作品をみてそんな気持ちを思い出して欲しい。

ryuu topiann