シネマ歌舞伎 京鹿子娘二人道成寺

劇場公開日:

シネマ歌舞伎 京鹿子娘二人道成寺

解説

歌舞伎の舞台公演をスクリーンでデジタル上映する「シネマ歌舞伎」シリーズ第3弾。2006年2月に歌舞伎座で上演された坂東玉三郎、尾上菊之助による名舞台「京鹿子娘二人道成寺」をデジタルシネマ化。紀伊国の道成寺では、新しい釣鐘の供養が行なわれている。恋人・安珍への激しい思いから大蛇となりはてた清姫により、安珍をかくまった道成寺の釣鐘は焼き払われてしまったのだ。そこへ美しい白拍子花子が現われ、舞を踊ることを条件に供養への参列を許される。しかし、彼女の正体は清姫の怨霊だった。

2006年製作/71分/日本
配給:松竹
劇場公開日:2007年1月13日

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映画レビュー

5.0映像美の極致

2020年5月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

コロナで映画が休館するという初めての経験明けの一本に選んだのがこれだ。歌舞伎座でもテレビでもいつも俯瞰で観劇していたのが、映画で初めて細やかな表現が見えてきた。それは体操のシンクロのような機械的な合わせではなく、同じ舞を演じるのはやはり人間なので、一番印象的だったのは目で、玉三郎が殆どまばたきをしないのに対して菊五郎は拍子に合わせてパチパチと目をふせる。同じ人間を二人で表現しようとしても、やはり別々の人間像であっておかしくはないのだ。
とても可笑しい場面や華やかな場面もパンと一転させる。粋で艶やかな歌舞伎の世界をもっと映画でも観たいと思った。

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せん
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