気球クラブ、その後

劇場公開日:

解説

「紀子の食卓」の鬼才・園子温が、荒井由美の名曲「翳りゆく部屋」をモチーフに描いた青春ドラマ。かつて二郎が所属していたサークル「気球クラブ・うわの空」には、様々な目的を持った若者たちが参加していた。5年後、ガールフレンドのみどりと微妙な関係を続けていた二郎のもとに、気球クラブのリーダーだった村上の訃報が入る。村上を偲ぶため、バラバラになっていた仲間たちが再び集まることになり……。主演は「HAZARD」の深水元基。

2006年製作/93分/日本
配給:エム・エフボックス
劇場公開日:2006年12月23日

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映画レビュー

0.5『人間の5年は長い』って? 少なくともこの人達は何やっているのだろ...

2023年7月5日
スマートフォンから投稿
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マサシ

4.5大学生終盤あたりの大人になる前の内面も外見も垢抜けないあの感じが絶...

2023年6月18日
iPhoneアプリから投稿

大学生終盤あたりの大人になる前の内面も外見も垢抜けないあの感じが絶妙過ぎて悶える。演技ではなく顔面的な意味でキャスティングも的確です。
ここで終わるかなって所が4回くらいあったけど、どんどん畳み掛けてきてテンション上げてくるのはすげーと思いました。

携帯が普及する前は疎遠になっちゃった人とどうやって繋がってたんだろ?とか、携帯がある事によって節々で人間関係を見直す機会に迫られてるんだな、とか改めて考えてしまった。
今まで観た園子温監督の映画の中では群を抜いて共感できる系の作品でした。

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omoro

3.5村上さん、バイクで事故ったってよ

2021年5月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

難しい

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唐揚げ

2.0園子温の実験的映画か?

2019年7月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 安っぽいホームビデオで撮ったような映像。最初からぼんぼん名前が飛び出してきて、誰が誰と関係あるのかわからなくなるほど。なんとなくわかるのは、みどりがヤリマンぽいキャラだということくらい。

 青春群像劇という言葉で一括りにしては説明のつかないドラマ。主人公は一応深水なんだろうけど、彼から見た5年前に実質的に解散してしまった気球クラブとそのリーダーである長谷川と永作の不思議な恋愛関係といったストーリー。もちろん、彼と川村の関係も微妙。5年前に入部したときから恋人だったと思わせるが、「土曜日はタカシ」などという台詞から誰とでもセフレになってると想像できる。また、5年前に深水が入部したとき、酔った勢いもあったのだろうか、永作と何度かキスする関係になっていたが、リーダーという恋人(?)のために身を引いた(?)というストーリーもよくわからないまま・・・

 そのリーダー村上が死んだということも携帯によって20人近いクラブメンバーに連絡が伝わっていくし、現代的な浅い関係をも表現している。誰にでも同窓会に参加して懐かしく感じる青春時代を、リーダーの死によって関係を無にするところが理解できないのだ。追悼の飲み会で一斉にメンバーの携帯番号とメアドを削除するところが印象的ではあるのだが・・・

 時間軸は現在と5年前の気球を打ち上げるシーンを混ぜていて、正式に解散宣言してからはみどりから聞いたことを映像化していく。これがあまり効果がない。

 園子温は注目されるべき監督だけど、ときどき面白くない作品がある。まぁ、大監督と呼ばれるような人物はどこかで実験的作品を作ったりする経緯があるはずだし、この作品も彼の迷いを感じるものなのかもしれない。

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kossy
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