バカがウラヤマシイ

劇場公開日:

解説

東京・下北沢の短編映画館トリウッドと専門学校東京ビジュアルアーツが「学生による商業映画製作」をコンセプトに立ち上げたトリウッドプロジェクトの第5弾作品。大きな失敗もせず、なんでもそつなくこなしてきた希だったが、就職活動では不採用ばかり。失敗を周囲に知られたくない希は、大手企業からの不採用を周囲に隠し、なんとか小さな会社に就職する。そこで出会ったどこか冴えない男・曽根は、どんな失敗をしても笑ってばかりで、希は曽根を冷たい目で見ていたのだが……。

2010年製作/60分/日本
配給:トリウッド
劇場公開日:2010年10月9日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0フルーツトマトを茶碗蒸しにいれたやつ

2020年10月18日
PCから投稿

今までの人生を何でもそつなくこなしてきた主人公が様々な失敗を経験し、自分に素直な生き方を見つけて再スタートをきるみたいな成長物語。

騙されて借金をしたため同じ会社のヤバい上司がやってる怪しいサクラのバイトをやることにな。結婚式場での友人のフリや、カップリングパーティなど。だがそのサクラメンバーが皆ダメダメでヘボの集まり。そんな中でも卒なくサクラをこなす主人公だったが、ある時大失敗をしてしまう。
サクラのバイトの人達との交流で、自分を偽って、優等生を演じようとしていた自分に気付く。
サクラだから友人代表の結婚式のスピーチをやるのだが、はじめはマニュアル定型文のようなスピーチをして拍手されるのだが、皆と打ち解けるようになった後ではヘンテコでぎこちないものとなるが、自分の言葉で一生懸命に作り出したものだった。短い尺の中で凄い伝わってきた。
タイトルの「バカがウラヤマシイ」はまんまのセリフが最初にあって、見下しているような言葉だったのだけれど、最後は自分に素直で飾らない生きかたをする人々を見て本当にうらやましくなったみたいなこと。良作品。

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