ミッション:8ミニッツのレビュー・感想・評価
全132件中、1~20件目を表示
俊英ジョーンズがハリウッド・デビュー作で切り開いた自らの可能性
ベン・リプリーが執筆したこの脚本は「ブラックリスト」にランクインするほどの高い評価を獲得した。だが、この奇想天外なSFストーリーを映像化できる才能は一握りだ。まずは主演のギレンホールの出演が決まった上で、彼の提案もあってダンカン・ジョーンズに白羽の矢が立ったのだという。
本作の魅力は、最小人数の登場人物の素晴らしさだ。ギレンホール、ミシェル・モナハン、それにもう一人のヒロインであるヴェラ・ファーミガも実に奥行きのある演技を見せてくれる。当のジョーンズ監督は、前作『月に囚われた男』とは全くかけ離れたジャンルに挑戦したくて本作を選んだそうだが、じっくり見ていくと、ものの見事に物語の構図やテーマ性が似ていることが分かってくる。とはいえ、これは娯楽性と作家性の両面を巧みにカバーした高品質の作品。ハリウッドデビューを果たしたジョーンズの持つ可能性を、国内外に大いに知らしめた快作と言っていいだろう。
ラストの奇跡、驚きました
懐かしい映画、再鑑賞
繰り返される8分間で列車爆破
事件の犯人を突き止めるお話です。
何度も画面の情報をくまなく
探したよ笑
タイムリープ物ではなく…
ある画期的な技術なんですが
実用化される未来が来るのかな。
副産物によってラストの奇跡、驚いたよ
冒頭シーン、ラストの伏線あるので
しっかり目を凝らして鑑賞して下さい
尊い8分間
監督すごいなあ、、
90分でコンパクトに綺麗に
コヴェナントを観たのでジェイク作品の中で好きな1つ
この作品をもう一度見返した訳ですがやはり好きだなあ
肉体が死んでも尚、拷問のように強制的に送り込まれ
ついに犯人を特定
全てを理解した主人公
この8分が終わったら延命を終わらせて欲しいと。
悲劇を何度も繰り返す中で世界線を変えたいと願う
どの8分よりも大切に尊い時間を過ごす
空軍にいた時は見ることのなかった民間人の笑顔
穏やかでやさしい空間、自分が命をかけて守ってきたもの
時が止まる瞬間の演出で涙が止まらなかった
そしてラストで判明するのが
大尉の身体は想像以上に絶望的だということ
生きている人間からすれば必要なプログラムであっても
対応してきたグットウィルは大尉への敬愛と尊厳から
延命を独断で終わらせる
その後、彼女がどういう処分を下されたかは
描かれていないけど
血の通った人間はこうでいないといけないと思う
ずっと後悔していた、父への謝罪
別の人間としての電話もグッときた
別次元でのグットウィルへのメッセージまでが本当にいい
SFとロマンみもあって、切なくて悲しくて
でも希望もある、ガタカを思い出した
SFマインドを満たす傑作中の傑作
冒頭から、無駄な描写の一切ない状況説明が始まる。
目覚めてすぐに自分が置かれた状況が理解できずに、困惑する青年を演じるジェイク・ギレンホールドの表現力が素晴らしい。
いわゆるタイムパラドックスものの亜流と言っていいだろうSFと、サスペンス、アクション、ロマンスの要素が絶妙にブレンドされていて、一気に最後まで見終わってしまう。
もう少し余韻を楽しみたいくらいに無駄の省かれた快作だ。
ラストは、少し謎めいて、続編の可能性さえほのめかす。
映画の要素としては、「突然気がついたら、他人の意識の中に入り込んでいた。」「8分間という限られた時間の中で連続爆破テロを防ぐ手掛かりを突き止めねばならない」「何度も繰り返されるシチュエーションが主人公の行動によって少しずつ変わっていく」
というコンセプトを受け継いだものになるだろう。
このコンセプトで、むしろ連続ドラマを制作して欲しい位だ。きっと『FRINGE』をしのぐ傑作となることだろう。
さほどヒットもせず、単発の映画として終わってしまうのが実にもったいない。
見ていない人は、とにかく頭を空っぽにして一度この映画を味わって欲しい。
90分で観られるSF良作
面白かった。
一般的なSF映画かと思いきや、人生や時間の大切さを教えてくれるテーマ性もあり、期待以上だった。
並行世界の設定は13年前の映画ということもあり、やや雑ではある気がしたが総じて楽しめる。約90分で観られるSF作品としての満足度はかなり高い。
ギレンホール ・・・ギレンホール・・・
着想が面白い。
米陸軍大尉スティーブンスをジェイク・ギレンホールが好演。
特急列車に乗り合わせる美しい女性クリスティーナをミシェル・モナハンが演じる。
ジェイク・ギレンホールが全て。ラストシーンに思考を巡らせられる。
ー Source Code
自宅での鑑賞
混乱
タイムリープものは面白いが、混乱するのも事実。
列車の中で話しかけられるところから始まり、コーヒーをこぼされ、切符を…そして大爆発!と毎回律儀にしかし微妙に違うことの繰り返し。
犯人を見つけるまでこれを繰り返すという、命がいくつあっても足らんよ〜!と言いたくなるが、命はもう無いのだから大丈夫、というわけか。
結局最後は…クリスティーナを助けたの?ん?
過去を変えてしまったら未来も変わるのでは?
テロは防げたとして、何か不都合はないのか?
都合よく行くものだろうか。
と、毎回混乱してわけがわからなくなる。
最後の列車の中のみんなの笑顔のシーンは良かったな。
爆発8分前を生き、爆発を防ぎ抜け!
走行中の列車が爆発してしまう。のだが爆発8分前に何回も戻り犯人を探し阻止せよ!というミッション。
ハッピーデスデイを見て面白かったのでこの映画もシュチュエーションが似ているということで鑑賞したのだが面白かった。
タイムリープを続ける主人公は一体なぜこのような身に置かれたのか?そして迎える運命とは??
こんなにホッコリできていい話とは思わなかった。是非見てほしい。
悪くはないが
オールユーニードイズキル(トムクルーズ)の
ループ系でだんだんスキルアップし世界を助けちゃうところはパクりかなと思う。
でもそーゆーストーリー嫌いじゃないから最後まで見ちゃった。まあまあです。
出鱈目は良いが、主人公の行動をもう少し慎重に扱えばもっと良いと思う...
出鱈目は良いが、主人公の行動をもう少し慎重に扱えばもっと良いと思うが。残り30分の映画?
同じ仮想空間なのだから、3回もあれば学習すると思えたが。
いいテンポなので暇つぶしには最適な映画かも
本作は当初はタイムスリップものではないが、それに近い効果を生むような設定がなされ、やがて本当にタイムスリップやパラレルワールドものに転化していくところが面白い。
何度も何度も同じ過去を繰り返すうちに、少しずつ未来が変化していく趣向は『バタフライ・エフェクト』に近いだろうか。
ただ、半死状態の人間の記憶を辿るだけという当初の話が、記憶の中で他人に働きかけると、他人の反応が徐々に変化したり、その場にいない人間とも連絡が取れるなど、理屈無視のところが緊迫感を奪っている。
プロジェクトの責任者の学者や実行役の女性も、ちょっと違うのではないという雰囲気が漂うし、彼らの被験体に対する態度も非人間的すぎる。さらに主人公とヒロインの関係が急速に接近していくのは説得力が乏しいし、主人公が簡単に爆発物を発見してしまうのもおかしい…とツッコミどころ満載ではある。
それはさておき、そうしたご都合主義が逆にいいテンポを生んで、ラストまで何とはなしに引きずられて見てしまう。暇つぶしには最適な映画だと思う。
中弛みしないテンポで全体的にまとまりがある
テンポが良く中弛みしない。話としても冗長なところがなくコンパクトにまとまっている。
物語の筋は、国家が運用する過去を再現できる仮想プログラムの中で、列車爆破テロ事件に巻き込まれたひとりの男の「最後の8分間」を主人公が繰り返すというもの。8分間の繰り返しの中で、列車爆破テロ事件の犯人を特定して次なるテロを防ぐという公安上の任務(ミッション)を主人公は担っている。
その繰り返しの中で描かれるのは、任務遂行の様子だけでなく、物語に巻き込まれる他の登場人物の在り方が変化していく様子までと幅広い。
それをコンパクトにまとめられている点が高く評価できると思う。
乗客のスマイルが印象的
思い返すと味がある作品。戻る時間は8分間という言うスピード感が優れている。
前半は何が起きているの観客に想像させる。何となくわかってくると、爆発物や犯人を主人公と一緒に捜しミステリータッチ。犯人が逮捕されると、欲が出る。爆発物が分かっているので、事故自体を防ぎたい。観客のひっかかりを解決するようにおまけのタイムリープで乗客の生命を救う。この間、主人公の身の上が徐々に明らかになっていく展開。やっぱりね、の現実の厳しさ。
そんなこんなもあるが、ラストの幸福感は、10年たってもなお9.11からの回復を願うスタッフの気持ちか?
ただね、主人公に乗りうつられた宿主教師の精神がどうなったのか? 気になってしまう。
構成の妙
…だけでは終わらない。ループもののヴァリエーションなんだけど、さらに一捻り加えてある。「改変できた」かのように終わるけど、実は8分過ぎてからは全て彼の想像の中のままで、死後の世界もしくは死ぬ前の走馬灯なんじゃないかとも思う。もしくは並行世界に移ったとかね。
まあでもスッキリきれいにまとまってた
全132件中、1~20件目を表示