劇場公開日 2010年7月17日

「すごく淡々としている」Bubble バブル いずるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0すごく淡々としている

2013年3月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

単純

不思議な見応え。
永遠と同じ作業を繰りかえす作業員の気持ちがよく分かるような。
夜明けとともに家を出て、日が沈むころにやっと帰宅する毎日。
何のために作るか分からない子供の人形を作り続ける。

初め、20代位の青年と40代の女性の友情がどのように成立したか、という所に焦点が当たって、
過去が少しずつ分かる感じの映画かな?なるほど確かに不思議な組み合わせだもんな、と見ていたが
見事裏切られました。
しかし、良い裏切りかは分かりません。予想通りの方向ではないだけで。
そちらに行かなくても、いや行ったとしたらもっとちゃんとした理由をつけてあげればいいのに。

どうして殺したかの動機づけを視聴者に丸投げではいい映画になりません。
色々と憶測はできますけど
「利用されるのが嫌だった」「ついカッとなって」「親友を取られた気がした」とか、色々と浮かびますが
映画なりの正解が欲しいです。
檻越しに光が当たって、「オーマイゴッド」?そりゃないよ・・・

いずる