劇場公開日 2011年5月14日

少女たちの羅針盤のレビュー・感想・評価

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3.0伝説的女子高生劇団“羅針盤”

2023年11月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy

3.0友人たちと結成した女子高生劇団「羅針盤」で起きた殺人事件を回想する...

2019年9月12日
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鑑賞方法:映画館

友人たちと結成した女子高生劇団「羅針盤」で起きた殺人事件を回想する。現在と過去が交錯しながら事件の真犯人が暴かれていく青春ミステリー。成海璃子、忽那汐里ら人気若手女優が共演。

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てかる

2.0今度チャリティライブでお世話になる方が出ているというので、見に行っ...

2017年6月30日
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鑑賞方法:映画館
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キッスィ

4.0羅針盤が指し示す少女たちの友情

2013年2月9日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

萌える

成海璃子、忽那汐里、森田彩華、草刈麻有、4人の若手女優がフレッシュに共演。
「Wの悲劇」と「金田一少年の事件簿」を合わせたような青春ミステリーの佳作。

新進女優の舞利亜はネットシネマ撮影の為故郷に戻って来る。その内容は、忌まわしい4年前の事件を思い出させるものだった。
瑠美、蘭、梨里子、かなめの4人は伝説と言われた女子高生劇団“羅針盤”のメンバー。しかし、メンバーの一人の死によって解散していた。
事件の真相を知っている舞利亜は“羅針盤”のメンバーだったという。誰かが自分を陥れようとしている…?

ラストまで顔が分からない舞利亜。舞利亜は4人の内、誰…?
誰が誰を殺した…?
ただの犯人探しとは違うミステリーに引き込まれる。

ミステリーよりもっと引き込まれるのは、4人の少女の青春ドラマ。
芝居への情熱が人一倍強く度々暴走する瑠美。
複雑な家庭環境を持つ別高校の蘭。
自分自身に違和感を感じ腕にリストカットの傷が残る梨里子。
有名人の姉を持ちいじめを受けた過去があるかなめ。
それぞれ秘めた悩みと背景があるが、劇団と芝居へのひたむきで熱い思いは同じ。
衣装も舞台も照明も自分たちの手作り。劇もオリジナル。額に汗して稽古する。
勿論、対立する事だってある。すれ違う事だってある。多感な女の子なのだから。
路上で劇を披露し続け、そして遂に舞台に立つ。
その時の4人の実に光り輝いている姿と言ったら!
また、この劇中劇は4人の若手女優の迫真の演技も相まって一番のハイライトと言えよう。
メンバーの一人の将来が花開く。応援するメンバー。が、その矢先…。
愛憎が生まれていた。思わぬ所から。

少女たちの夢を突然断ち切った悲劇。
死んだ友の為、自分たちで犯人を追い詰める。
羅針盤は方角を指し示していた。変わる事の無い友情という方角を。

この瑞々しい青春と悲しいミステリーの絶妙なバランス加減、好きだ。

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近大

4.5最後はスッキリ

2011年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

あらすじ見ると、ドロドロしたり後味悪いのかなぁ、と思って見ていると、いつの間にか引き込まれて、最後までずーっとウルウル泣いてた感じです。

昨年の「武士道シックスティーン」、「書道ガールズ」も成海璃子さんでしたが、こちらも負けず劣らずオススメですね。

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ぐるもこ

4.0少女たちのきらめく青春

2011年5月8日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

面白かったです。ご当地映画びいきも少々ありつつ。

4年前、演劇に情熱を傾けていた女子高校生達に何が…。
明かされないまま話が進むサスペンス感はなかなかでした。

先の悲劇を知るよしもなく、少女達が生き生きとしていて。彼女達の青春が作品の真ん中だと思いました。
4人が良いバランス。かなめ役の草刈麻有、自然でとってもキュートでした。

観光地じゃなくて、日々生活している街をスクリーンで観るのは思ってたより嬉しいものでした。

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グッドラック

5.0職人技に、歓喜の拍手を

2011年4月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

「西の魔女が死んだ」などの作品で知られるベテラン、長崎俊一監督が、成海璃子、草刈麻有などの若手注目女優を迎えて描く、青春ミステリー。

ご当地映画は、ムズカシイ。私自身、その系統の映画制作に携わったことがあるが、ロケーションからエキストラ、台詞にまでご当地ならではの制約が張り巡らされ、作り手を雁字搦めにしてしまうことが多い。細かい配慮が配れる作り手が求められる、特殊な映画作りになってくる。

その点において、この作品は非常に上質な一本である。本作の舞台は広島県福山市。作品中には、観光スポットから地元ホテルまで、とことん福山市の売りが練り込まれている。それとなく、かつ、華麗に。

もちろん、それだけならば他のご当地映画群と変わらない。本作の特徴はその題材の選び方。テーマは、「無名の女子高生劇団の奮闘記」である。練習場所、台本、舞台まで徹底的に制約が付きまとい、女子高生を演じる若手女優達を悩ませる。はて・・どこかで聞いたような。

そう、この作品は「ご当地映画」という厄介な映画作りの難しさをそのまま、作品のテーマに投影させている点に作り手の創意工夫が光る。困難、葛藤を柔軟にさばき、伝説の劇団として成功する。この明解なルートを辿ることで、本作の意義が浮かび上がる。

「ご当地映画」と聞くと、「どうせ観光プロモーション映画でしょ」という色眼鏡が常に観客の念頭に置かれる。「どうせ、金集め」「どうせ、人集め」。どうせの予測が陰湿に観客の頭を支配し、純粋に映画を評価する目を曇らせる。だからこそ、本作はそんな色眼鏡の払拭に乗り出す。劇団の成功に、ご当地映画の復権を懸けている。これは、単なる女子高生劇団の成長物語に終わらない、観客への挑発と映画の可能性の提示が色濃く反映された作品だ。

もちろん物語の方も、短く、かつキレの良い台詞を重ねつつ個々のキャラクターをしっかり浮かび上がらせ、ミステリーとしての完成度も、女優達の持ち味をきちんと生かすことも忘れない。娯楽としてみせる姿勢も適格だ。特に、草刈麻有の素朴な演技と魅力は思わぬ発見と、喜びを呼ぶ。

「ご当地映画」という立場を逆手に取り、観客に訴えるメッセージ性と、無駄の無い物語というエンターテイメント性。その両方を一本の映画に昇華させることに成功した、見事な傑作に仕上がっている。その堅実な職人技に、ただただ拍手を送りたい。

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ダックス奮闘{ふんとう}