愛しきソナ
劇場公開日:2011年4月2日
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解説
前作「ディア・ピョンヤン」がベルリン国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞するなど、高い評価を受けた在日2世のヤン・ヨンヒ監督によるドキュメンタリー。帰国事業により1970年代に北朝鮮に移住したヤン監督の3人の兄と姪のソナにフォーカスをあて、日本と北朝鮮という近くて遠い2つの国をつなぐ家族の強いきずなと愛情を描く。
2009年製作/82分/G/韓国・日本合作
配給:スターサンズ
劇場公開日:2011年4月2日
劇場公開日:2011年4月2日
前作「ディア・ピョンヤン」がベルリン国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞するなど、高い評価を受けた在日2世のヤン・ヨンヒ監督によるドキュメンタリー。帰国事業により1970年代に北朝鮮に移住したヤン監督の3人の兄と姪のソナにフォーカスをあて、日本と北朝鮮という近くて遠い2つの国をつなぐ家族の強いきずなと愛情を描く。
2009年製作/82分/G/韓国・日本合作
配給:スターサンズ
劇場公開日:2011年4月2日
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2012年8月3日 北朝鮮の方を撮ったという以外の点ではごくありふれたホームビデオと言ってもいいのかもしれません。他人が見るホームビデオほどつまらないものはありませんが、それが映画になるところにこの作品の深みが感じられます。
北にいる兄たちは多くを語らない、というナレーションが入りますが、実際映像中もほとんど何も語らないところがちょっと苦しい気持ちになります。
ニュースでは映らない北朝鮮の暮らしは、日本とは大して変わらずカメラを向けるといつも笑顔のソナ。彼女がカメラを止めて監督に語った夢は叶ったのだろうか…生きていれば30歳。もう一度監督と会えるといいな…
在日コリアン二世の映像作家ヤン・ヨンヒの2009年の作品。ピョンヤンに住む姪のソナ(兄の子、兄は現在3人目の妻と暮らす)の愛くるしくもあるが、北朝鮮の革命教育を芯から受け継ぐ。
監督のヤンは日本で育ち、朝鮮総連の父との間で大人になるにつれて日本での暮らしとのギャップで父に反発してきた。自分とソナを比べながら、北朝鮮に住み続けなければならないソナの日常の姿を追っている。
長男は北朝鮮に住むようになってから体調を崩し亡くなってしまう。父もこの映画の途中で病に倒れ亡くなってしまう。北朝鮮内の様子を撮影するには政府当局の許可も必要であっただろう。電気・ガス・水道の使用制限や食料の厳しさもあるが、日本からの送金で比較的安定した生活を送っている兄たち家族。生活に困窮する一般の庶民の暮らしぶりの実態は分からないが、そこにはごくありふれた日常がある。
印象に残ったのは子どもたち出演によるステージ。革命兵士の一糸乱れぬ動きは何年も同じだそうだ。
20131123@WOWOW