劇場公開日 2011年6月25日

「ご都合主義的で雰囲気のみの商業映画。もうちょっと考えてほしいです。」アンダルシア 女神の報復 Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ご都合主義的で雰囲気のみの商業映画。もうちょっと考えてほしいです。

2014年4月12日
PCから投稿

悲しい

楽しい

単純

まるで外国旅行の記念写真のような映像は、なかなかいいと思う。

外国旅行気分が味わえた。

外国人が出演している洋画だと特に感じないけれど、出演者が日本人だと本当に旅行という感じになる。

でも、ストーリーがよくないような気がする。

ご都合主義的(フジテレビ系の作品に特に多いような・・・?)で、十分な伏線や、説明なしに、唐突にいろいろ出てくるので、何で?と考えながら見るのがちょっと疲れた。

見終わった後は、つじつまが合ったような気がするが、最後まで不明のままのところがけっこうあった。

特に新藤結花(黒木メイサ)のキャラ設定がよくわからなかった。

多少無理のあるストーリーに都合よくはめ込まれている感じで、演出も中途半端、いったいどういう人なのか、最後まで不明。

どうしてこんなに若くてきれいな人が、あんなことしたり、こんなことになったりするの・・・?という感じだった。

それに何が言いたいのかもわからなかった。

ヨーロッパで、日本人がからむ事件が起こって、伊藤英明、福山雅治、黒木メイサらが出演、アクションシーンや、ラブシーンぽいところが入っていて、最終的に織田裕二が事件を解決すれば、なかなか面白いだろ、見に来てお金払ってね、と言っているとしか思えない。

もし、そういうことなら、見る方としては、かなりさみしい。

これからも、また同じような映画を作り続けるのだろうけど、作る前に「もしドラ」見て、真摯さとか、イノベーションを勉強してほしいような気がした。

Push6700