劇場公開日 2011年10月1日

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「高級車をただすっ飛ばして豪快にクラッシュさせるだけの映画では、今の...」ワイルド・スピード MEGA MAX yosさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5高級車をただすっ飛ばして豪快にクラッシュさせるだけの映画では、今の...

2016年7月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

楽しい

単純

興奮

高級車をただすっ飛ばして豪快にクラッシュさせるだけの映画では、今の世の中誰も喜んでくれない。十年前に始まった本シリーズも毎回手を変え品を変え、そんなシビアな世界でよく健闘しているといえる。五作目となった本作も斬新なアイデアの宝庫で、よくもまあそんなことを考え付くものだと関心させられ、文字通り手に汗握るシーンの連続で大いに楽しませてくれる。「そんなのアリエナイ」というドライな思考さえ排除すれば、爽快さすら覚える興奮を味わうことができる。
主役のV・ディーゼルだけでもムキムキマッチョで十分暑苦しいのに、さらにむさくるしいゴツゴツマッチョのザ・ロックを起用したもんだから、二人の格闘シーンの激しさたるや色んな意味でハンパなく、もう笑ってまうくらい熱い熱い。いい出汁でてます。
また、一昔前の少年漫画のようにベタベタな友情ストーリーも暑苦しい。イケメン俳優P・ウォーカーまで暑苦しい。暑苦しい三昧だけど、カーアクションシーンでスカッと吹き飛ばしてもらえるので安心。
金庫破りプロジェクトを皆で頑張ります的な「オーシャンズ11」風ノリのクライムサスペンスな側面も見せてくれたりするけれど、とにかく難しいことは考えずに、シンプルで、だけどオリジナリティ豊かなカーチェイスを存分に楽しむべき一作。てか、もっと評価されてもいいと思うけど。。

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yos