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劇場公開日 2011年5月28日
26件中、1~20件目を表示 映画レビューを書く

1971の自衛隊殺害事件をテーマに描かれた映画。 その時代臭は感じ...

1971の自衛隊殺害事件をテーマに描かれた映画。

その時代臭は感じ取れる。

松山ケンイチ演じる口だけの革命家は人間を魅きつける能力がある点だけ惹かれる。

でも、この登場人物は周りに対してすべて答えてないんだけど。

学生闘争とその余韻という時代の流れの中で、
何かを成し遂げたいという欲望と、何をすればいいのかという目標を明確に描けていない。

その点は通じるなぁと。

「なんかいやな気がする」と最後の泣きは重要なポイントらしいです。

tsucchi1989
tsucchi1989さん / 2017年8月1日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:試写会
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誰にも共感はできない。 うさんくらい学生運動家・それを信じて取材を...

誰にも共感はできない。

うさんくらい学生運動家・それを信じて取材をしていくジャーナリスト・正義を振りかざす出版社の社会部。安保闘争の時代背景だからか!?

片桐のあの信頼できない語り口調・・・あれで生きていける時代、権力と戦うことでしか自分を見出せない世相、自由というなの生きづらさ満点ですな。

目的達成のための犠牲者をいとわず、なすりつけの裁判になるお粗末な結末は誰もが想像できたことではないだろうか。

潜入取材中に知り合った男と再会し、自分の今の状態や不甲斐なさからの涙はぐっと迫るものがあった。

キッスィ
キッスィさん / 2017年7月1日 / PCから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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彼は何を成し得たのか

1970年代大学抗争・全共闘最盛期、新聞社の雑誌記者・沢田は、思想犯・梅山と出会う。
上司は梅山の浅い資質を見抜き、近づくなと忠告する。しかし、安田講堂の陥落を安全地帯で目撃し虚しさを抱えていた沢田は、梅山に惹かれ協力しつつ取材を重ねていった。

だが梅山の言動には矛盾があり、組織は実態のないものだった。マスコミを利用してのしあがろうとしていた梅山は、遂に行動に出る。

その計画は自衛隊駐屯地で武器を奪い、都心でテロを行うというものだった。
しかし、仲間が計画実行中に自衛官を殺めてしまう。武器も奪えず、別組織のリーダーや仲間に責任をなすりつける梅山。
やがて、社会部の告発により梅山は逮捕される。沢田は梅山の真実の姿を見て信じた己を悔やみ、新聞社を退社する。

数年後、映画評論家としてペンを持つ沢田。ふらりと立ち寄った居酒屋で、昔取材と称してつるんでいた仲間と出会う。そして一人カウンターで涙を流すのだった…。

ブッキーの演技はもう少し頑張りましょう。マツケンは良くできました。ブッキーは顔が綺麗なので役の職業によっては浮いて見える時がある。ミスキャスト多数。

ヨコヨコ
ヨコヨコさん / 2016年10月22日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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オウム事件を思い出す

豊かで平和な社会では、このような独りよがりな若者たちが暴発する事件が、時折思い出したように起きるものである。この映画が題材にした事件から20年ほど経ったときに起きたのが「オウム真理教」による一連のテロ事件であった。映画の中の事件が川本三郎の実体験に基づくものだということを鑑賞後に知るまでは、作品のモチーフになったのはオウムの事件ではないかという確信に近い思いを抱いていた。
しかしこれは安保闘争が終わりに近づく頃の、事実を基にした新米記者の物語。
山下敦弘の作品を何本か観てきたが、この作品はその中でも重く暗いトーンとなっている。妻夫木聡や松山ケンイチといった当代の売れっ子俳優をメインに据えているが、このキャスティングを目当てに劇場へ足を運んだ観客の期待は裏切られたことだろう。
この裏切りは初めから意図されたものではないだろうか。
映画では学生運動を、やっている本人たちの「道楽」として描かれている。運動資金のために自分たちの計画のあることないことを自らマスコミにリークし、実際にやっていることは無責任なガキのやんちゃに過ぎないという突き放した眼差しでとらえている。特に、根拠のない自信満々の言動からうさん臭さを放出している松山が本当に不愉快な存在。このインチキ野郎の学生運動家が、妻夫木やほかの登場人物を裏切り、観客の期待を裏切っていくのである。
主人公が一人で映画館に入り観ているのは川島雄三の「洲崎パラダイス 赤信号」である。勝鬨橋の上で、三橋達也演ずるダメ男が新珠三千代に「こんな俺が嫌ならどこかへ行ってしまえ。」と開き直っている。おそらくこれまで何度も彼に失望させられてきた新珠は、今回もまた同じ結果になることを分かっていながら三橋とは離れられないのである。
いっぱしの革命家を目指していると大口をたたく松山に対して、うさん臭さを感じながらも、信じてみたいと思う妻夫木や、セクトの他のメンバーたち。ずさんな計画が結局は破たんすることが半ば分かっていながら、誰も彼を止めることができないこちら側の構図と、「洲崎」側の構図が重なる。

よしただ
よしたださん / 2015年5月13日 / PCから投稿
  • 評価: 1.0
  • 印象:  怖い
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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期待はずれ

予告編を観て期待していましたが、期待しすぎたのかちょっと物足りなかったです。この時代のことを知らない私にとっては、理解できない部分がたくさんありました。
映像としてはおもしろかったし、色合いもコントラストも私好みでした。

ao
aoさん / 2014年10月5日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  難しい
  • 鑑賞方法:-
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今の若者たちはこの若者たちを何と見るか

「天然コケッコー」「苦役列車」の山下敦弘監督が、妻夫木聡と松山ケンイチの顔合わせで送る社会派青春ドラマ。
1960年代後半〜1970年代初頭の鮮烈な時代と若者像を活写する。

若手演技派と呼ばれる二人がその本領を発揮。
妻夫木が若きジャーナリストに、松山が学生活動家にそれぞれ扮し、理想と革命に葛藤し、不思議と共感し合う姿を体現。
初々しい忽那汐里も印象に残る。

アポロ11号月面着陸、ベトナム戦争、学生運動…。
人によって懐かしかったり、熱い青春時代を思い出したりするだろう。
この頃影も形も無かった者にとっては把握が難しいが。(ちなみに僕も)
しかし、この当時の若者像と今の若者像に、深く思い比べてしまった。

かつて、学生運動というのがあった。
若者たちが声高らかに社会への不満を訴え、社会を変えようとした。
時としてその運動は異常な熱を呼び、暴徒と化して社会問題になる事もあった。声を武器に変え、暴力で訴えた過激派も存在した。
過激派は論外だが、学生運動自体は、人それぞれ判断が分かれ難しいが、若者たちの社会へ対する疑問や熱心な考え、変えようとする行動力があった事は否定出来ない。
それに比べ、今の若者たちはどうか。
社会に対して関心も薄く、声を上げるとすればインターネット上に悪口を書き込むだけ。
何とも情けない。

別に当時の若者たち見習え!と言う訳ではないが、せめて熱い魂だけでも感じ取って欲しい。

近大
近大さん / 2013年1月6日 / フィーチャーフォンから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  知的 難しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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何か分からないけど ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

どーも・・好きになれない作品でした・・何が嫌なのかもはっきりしませんが・・
ただ、こういう俺が時代をしょってますー的なとこが受け入れられないのかもしれない。

みと
みとさん / 2012年4月24日 / フィーチャーフォンから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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お前に足りないのは、そういう覚悟だよ。 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

映画「マイ・バック・ページ」(山下敦弘監督)から。
1960年代後半の学生運動を舞台に、物語は進んでいく。
その混乱の中に入って、真っ正面から向き合うタイプの人間と
ちょっと距離を置いて、動向を眺めるタイプ。
そんな人間の2つのタイプを、当時の世界の出来事で表現して、
こんな会話で、妻夫木聡さん扮する、若手ジャーナリスト・沢田に
仕事に対する姿勢をアドバイスする先輩が眩しかった。
「月かベトナム、どっちかに行けるといったら、
俺は迷わずベトナムに行くな。
お前に足りないのは、そういう覚悟だよ。」と。
世界中の人々が注目し、誰もが憧れる宇宙の「月」よりも、
生きるか死ぬかもわからない「ベトナム戦争最前線」を選べ、
そんな感じなんだろうか。
取材とは、それだけ覚悟がいるんだ、と言い聞かせるように。
会社の上司も「俺たちは、社会の目なんだよ。大事なのは、具体。
そこで何が起こっているかが重要なんだよ」と叱咤する。
そういう覚悟を決めて立ち向かう経験をしないから、
お前が一番伝えたいのは何なのか、俺たちにはわからない、と。
実は、この選択はジャーナリストの話だけではない。
どんな職業でも通じる仕事に対する姿勢であるし、
「現場第一主義」を忘れがちな、私たち管理職には特に、
意識しておかなければならないことだな、とメモをした台詞。
「覚悟」という単語、胸に響くなぁ。

shimo
shimoさん / 2012年4月14日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  知的 難しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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三丁目の夕日のそのあとの時代

松山ケンイチ演じる似非革命家

本当に頭にくる糞野郎をしっかり演じていてどんどん嫌悪感が、大きくなっていました。

妻夫木聡演じるジャーナリスト沢田

スクープの為に結果的に犯罪の片棒を担いでしまうことになりますが、マスコミの汚さと心が弱い沢田をしっかりと演じています。さすが悪人!

三丁目の夕日 のころに生まれたおじさんは この70年代を実体験しているはずですが、学生闘争のことはほとんど覚えていません。
トイレットペーパーが無くなったのは覚えているんですけど。
浅間山荘はテレビでやっていたのを覚えているな~

そういえば、中学の頃、国語の若い先生だったと思いますが、大学時代はちょうどこんな時期でまったく大学に行かないで卒業したって授業中に話をしたことがあり、羨ましかったのを覚えています。

そんな時代がありました。

ということを知ることができる映画です。

赤いおじさん
赤いおじさんさん / 2012年2月17日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  悲しい 怖い
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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時代感はよい…俳優陣もよい

作品の背景になっている時代は、私の生まれたころの時代なので、当時の時代感は記憶にない。だが、とてもその時代の雰囲気が伝わってくる作品であった。服装も、街の様子も、けだるい甘えきった学生の感じも…。あざとくなくてよい。少なくとも『ノルウェイの森』、(あまりにもあざとすぎる)『コクリコ坂から』などよりはよい。

妻夫木聡、松山ケンイチの演技がよかった。
○妻夫木演じる沢田の、視野の狭い感じの演技はよし。のめりこみはしないのだが、いつの間にか泥沼にはまっている感じ。ただ、梅山率いる赤邦軍のことを何故信じたのかなど、内面をもう少し描いてほしかった。
○松山演じる梅山の、自意識過剰な、体制内で甘えきったうそつき新左翼な演技はよい。松山がよいというより、脚本と演出がよいのだろうけど。
○忽那汐里演じる倉田はとてもかわいく、美しかったが、70年代初期のモデル・女優というイメージじゃないな。そこだけ時代感がないかな。

こばこぶせん
こばこぶせんさん / 2011年12月18日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  単純
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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マツケンがいい

マツケンがインチキ野郎をすごく上手に演じていた。そんなインチキぶりは自分の若い時代にも見に覚えがあるので冷や冷やした。背中に水を掛けられたような気分になる。

古泉智浩
古泉智浩さん / 2011年10月19日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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映画だからこそ成し得る奇跡

この本を、どうやって映画にするんだろう?
…大好きかつ信頼する監督・脚本家・プロデューサーによる、尊敬する文筆家の著作が映画化されると聞き、原作本をさっそく読んだ直後の感想だ。全体に流れる空気は同じでも、駆け出し記者であった著者の回想録(元々は雑誌連載)だけに内容多岐に及び、映画としてまとめ上げようとすれば、こぼれ落ちるものが多すぎる気がした。けれども、彼らならば、きっと。そんな気持ちで、映画公開に期待を膨らませていた。…そして、その期待は裏切られることなく、それ以上のものを見せてくれた。
なんといっても秀逸なのは、映画にふさわしい(映画にしかできない)幕切れだ。特ダネを追っていたはずの主人公・沢田は、抜き差しならない挫折を味わい、思想・政治活動であったはずの殺人は犯罪事件として泥沼に陥った。…それから数年。就職浪人するほど憧れていたジャーナリズムから沢田は遠ざかり、かつて否定した「泣く男」が登場する映画を生業とするようになっている。
そんな彼が果たした、思いがけない再会。かつて記者であることを隠して生活を共にした男は、今も彼を疑うことなく懐に招き入れる。偽り、欺く傍観者であった彼は、いつしか偽られ、欺かれていたのだが…。
ジャック・ニコルソンばりに泣きじゃくる主人公を、画面一杯の光が包み込むかのような唯一かつ一瞬のホワイトスクリーンは、映画だけがなし得る奇跡だ。暗転による場面展開と黒地に白い文字でのクレジットに統一された構成が醸し出す寡黙さと、煙草の煙で淀んだ空気(今では考えられないほど、皆揃って煙草を吸いまくる。とにかくふかさずにいられない、そんな脅迫的なものさえ感じる。)が、その瞬間、晴れた。
とめどなく溢れ、ただただ流れる彼の涙は、美しくもせつなくもなく、(少なくとも私には)センチメンタルさも感じられなかった。それでいて、沢田が全身で泣く姿はとにかく忘れ難く、映画ならではの感情を観る者に掻き立てる。

映画、原作。それぞれを存分に味わってほしい、深みある作品だ。

cma
cmaさん / 2011年9月23日 / フィーチャーフォンから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  悲しい 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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妻夫木聡と松山ケンイチの魅力が最高に光る作品です!!

時代は、沖縄返還があり、ビートルズの音楽が日本中の10代20代の心を捉え、TVでは、GSの音楽が溢れ出す。若者文化が、時代の先端に踊り出していた時代なのかもしれない。
それまでの日本は、目上の者を敬い、人生の先輩が築き上げてきた文化や、その価値観を真っ向から否定し、若い世代のエネルギーを社会にぶつけ、正々堂々と時代の先端に躍り出ようと試みた時代は、この時まで無かったのかもしれない。いつの時代も、若さとは、身体的な成長に伴う、そのエネルギーのはけ口を探し、もがき苦しみ、精神的にも、外へ外へとその自己の世界感を拡大しようと試みる時間だ。総ての生物に共通した成長期にある生命の働きなのだろうが、こと人間は言語を持ち、広く社会に深い係りを築いて行く過程で、その人の人格形成が飛躍的に成長を遂げる時期であるからこそ、この時点で、誰と出会い、何を考え、どんな行動をするかが、後のその人の一生左右する事にもなる非常に
人間が生きる上で大切な時期である。この映画は、不幸にも若さ故に、人間の本質を見抜く力に欠ける主人公、沢田が梅山と出会う中で、彼の後の人生を危機的状況に追い詰める事態へと、自らはまり込んでしまう青春悲劇だ。原作は川本氏の実体験に基づくノンフィクションなので、説得力がある。その沢田を妻夫木聡と、梅田を松山ケンイチが、共演する事だけでも、若さ+大学生世代を卒業している彼らが、冷静にそして確かな演技力で、二人の若者の青春時代の心の成長と陰影を演じ競い合う本作は、必見の価値があると思う。
この映画は、当時の生活感をよく捉えていただろうな?と想像するのだ。私自身その時代をよく知らないので、確信が持てない。しかしこの山下敦弘監督も未だ若手監督で、この時代を生きていないのだが、それが返って、この作品に瑞々しさを添える事となった要因であると思う。これは実社会で、現実の壁の前に悩み葛藤し、また自己を持て余す青春の熱に苦しむ二人の人間の出会いを通じて、人の出会いの大切な事、そして理想に向けて生きる事の尊さ、自己の力では、図り知る事の出来ない人の運命の、不思議な力があると言う事。それでも人が人として生きることを日々続けることの素晴らしさと、困難に立ち向かう勇気を描いた、この作品は邦画界史にまた、新たな1ページ加えた作品と評価出来ると私は信じるのである。

Ryuu topiann(リュウとぴあん)
Ryuu topiann(リュウとぴあん)さん / 2011年7月7日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける 悲しい 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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時代に嫉妬

今の政治や会社、人、、、と比べてしまう作品でした。
学生運動の良し悪しは抜きとして熱く、人間臭いパワーがある時代に嫉妬。

父がこの時代の人間であり新聞会社に勤めていたこともあったのでチケットをプレゼント。父の感想は「結局、何が言いたいのかわからない」の一言でした。

kiiie
kiiieさん / 2011年6月28日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい 興奮
  • 鑑賞方法:試写会、映画館
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あの時代の空気を肌で感じたような気がして、ふるえました。 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

今年20歳になった学生です。

物語の舞台となった1970年前後というのは、ちょうど私の両親が生まれた頃。
私たちの世代は、学生運動はおろか、バブルも知りません。今思えば、物心ついたとき時代にはすでに、なんとも言えぬ閉塞があったような気がします。

私たちの世代にとっての「学生運動」は、中学や高校の教科書の中にしかない出来事です。試験のため、事件につけられた名前のひとつひとつにアンダーラインをひくことはしても、けっして現実味をともなって感じられることのなかった「歴史」のひとつです。

「若者が、自分たちの力で社会を変えられると信じていた時代」。
学校の先生や、当時のことを書いた本ではしばしば、このような言葉をつかって説明されます。頭では、なんとなくわかります。本当に漠然とだけれども、それは今ではとても考えられない、あらゆる意味ですごいことだったのだとわかります。

でも、10代の私には、ちょっとやそっと教科書を読んで写真を見ただけでは、自分と同じ世代の学生たちが、ヘルメットをかぶってバリケードを築いて、機動隊と衝突する、ときには死者まで出して、そんな場面をうまくイメージすることは、到底できませんでした。

彼らは、どうしてそんなに怒っているのか、何と闘っているのか、どうして闘っているのか、何を目指しているのか、どうしてそこまでするのか。中学や高校のとき、私には全くわからなかったし、深い興味をもつことも考えることも誰かに尋ねてみることもしませんでした。「時代は、変わったのだ」と、あの時代に青春をすごした人々と自分たちの世代の間に、けっして埋めることのできない断絶のようなものを感じていました。

そんな私に、あの時代に触れるきっかけを与えてくれたのが、この『マイ・バック・ページ』という映画です。

正直、「観ても、やっぱり、わからないかもしれない」という不安もありました。
だから、当時の時代背景を、年表でいくどか確認してから映画館へ行きました。

ジェネレーション・ギャップを覚悟してスクリーンに向かう中、物語に登場したのは、「お前は、何者なのか」という問いに、常にさらされ、もがきながら闘っている若者たちの姿でした。

それは、現代を生きる私たち若者の抱く、今の自分に対するコンプレックスや焦り、将来への不安と何も変わらないんじゃないか、あの時代と私たちとの間に横たわる途方もない距離が、ぐっと縮まったのを感じました。

若さゆえの判断の甘さや行動の中途半端さ、葛藤、矛盾、弱さ、反発のようなものが絶妙な具合で描かれていて、活動家・梅山も記者・沢田も、そのほかの登場人物もすごく人間らしかった。
活動家や当時の学生たちがつかう言葉や、その理想、考えはやっぱりよくわからなかったけど、彼らの根底にある「人間臭さ」に触れることができたような気がしました。

たまたま、あの時代の中に生きたから、時代の流れにおされて梅山は「活動家」に憧れ、沢田は「ジャーナリスト」としての理想に燃えたのかもしれません。もし私が、あの時代に大学生だったとしたら、同じように一刻もはやく「本物の何者か」になりたくて、苦しみ、もがいていたのではないかと思います。

そして、スクリーンに再現された60~70年代の空気が、なんとも形容しがたいほどに、魅力的でした。ああいう音楽や映画が、青春の思い出として残るなんて、本当にたまらなく格好いい。

しかし物語は、終末が近づくにつれ、ジャーナリスト・沢田の挫折へ、どうしようもなく暗く、はがゆい展開へと転がり落ちていきます。悲しい、悔しい、むなしい、情けない。
「これは後味のよくない終わり方になるのではないか」と、内心覚悟していたのですが、ラストシーンに救いがありました。

また、真心ブラザーズと奥田民生がうたう主題歌も本当によかった。「最後の最後にこの曲が流されて、救われた気がした」という妻夫木さんのインタビューでの言葉のとおり、この曲なくしてこの物語は終わりえなかったのではないかと思います。

映画館をあとにしてからも、ずっと余韻の残る、考えさせられる映画でした。

原作である、川本三郎さんの『マイ・バック・ページ ある60年代の物語』も買いました。読み終えた今、もう一度、映画を観に行こうかなと思っています。

素敵な映画をありがとうございました。

kitami
kitamiさん / 2011年6月28日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  泣ける 悲しい
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日本人が見る ちゃんとした日本の映画

作品の題材としてはひなびた単館上映で
一部マニアや同時代を生きた方が観る映画、
といった印象なのですが、、、

そこは役者と山下監督の成せる技で、
決して観客に対して親切になりすぎることなく
じっくりと長回しのシーンも多用し
陰影のある映画となっています。

松山ケンイチはこういう底知れぬ笑みを浮かばせる
ような役をやるとその存在感が際立ちますね。

また、実在した保倉幸恵を倉田眞子として演じた忽那汐里が、
テレビで見せるのとはまた違う魅力をもってスクリーンに
投じられているのも新しい発見でした。

もっと暗い、持って行き場のないようなエンディングを予想していましたが
それほどではありません、ちょっとほっとさせるような
人間くさい、救いを持たせたエンディングで、
観終わって場内が明るくなり、一呼吸おいてから立ち上がるのが
ふさわしい映画です。

ちなみに観客の年齢層は幅広かったです。

星なれ
星なれさん / 2011年6月25日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  知的 難しい
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考えさせられた作品・・。

単純に時代からは古い題材も現代にも沿う作品内容でした。
物凄く熱い信念とその正義と思想は、ちょっと恐い感じも純粋な
志に思いました。自分なりには真似は出来ませんが生き方の1つとしての
表現だったと。良かったです。

2011年6月16日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい 知的 難しい
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白いブリーフ履いてみるか ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

このテのヤツってエログロがデフォルトだと思い込んでいたのでちょっと反省。そのあと観た事にも反省したけどな。
まず内容。普段オレたちが経験していることを盛り上がりも何も無く映画にしてんじゃねえっての。経験豊かな諸先輩にやめとけ、って言ってくれてんのに、てめえがヤレるヤツだと勘違いして、のっかっちゃったら、やっぱ先輩の言うとおりでした、えーん。乗っかる対象が小物なのもあるある。
映画なんだからさ、小物っぷりをもっと面白おかしくみせてくれちゃっていいじゃん。冒頭で小物っぷりをちらっと見せてくれたんだから、やっぱ最後は彼女の所在をばらしたりしたことや取調室だけじゃモノ足らず、裁判はテロップでなく、描いてほしかったな。そこしか盛り上がるとこねえだろが。

キャスト。松山さんはその小物ぷりがイイ。だけど想定内の配役なので、妻夫木さんと逆にしたほうが面白えんだけどな。だけど小物ぶりは松山さんがやるほうがいいかもな。妻夫木さんがやると逆に小物じゃなくなりそうなんで。
あとな、みんな白いブリーフ世代じゃねえんだからさ、監督ぐらいはその世代のほうがよかったんじゃねえのか?

しんざん
しんざんさん / 2011年6月15日 / PCから投稿
  • 評価: 1.0
  • 印象:  寝られる
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面白いと言い切れないほど心に残る。 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

遅すぎた、早すぎた、そんなふうに後悔することは人生に何度もある。
過ちを起こしたこともあるし、思い出したくない過去もある。
これはそんな物語だった。

わたしが生まれた年に起こった事件を中心に
なぜこんなことが起きて、どう時代に落とし前をつけたのかが
丁寧に描かれている。

その丁寧な描写が、時代は違っても、誰にでも心当たりのある
後悔の念を思い起こさせ、気持ちをえぐり取られてしまうのだ。

冒頭の、まだ事件を知らない無邪気な沢田役の妻夫木聡の瞳が
なにもかもが中途半端、なのになぜか魅かれる強い瞳を持った梅山に
引きずられるように熱気を帯びていく様子や
「何にもなれなかった自分」や失ったもの、それでも残ったものに気づき
涙を流すシーンなどは非常に見ものである。
松山ケンイチは、理想だけは立派な口先だけの男、梅山の
どこか憎めなさと空虚を上手く演じていた。

そして山下映画といえば個性的な脇役陣。
どの役者の演技も主演の2人を支え世界観を作りあげている。
これが骨太な作品となった理由ではないだろうか。
特に、全共闘の生き残り、唐谷役の長塚圭史登場シーンは鳥肌が立つ。

「面白かった」と言う度に自分の傷をえぐられそうで辛い映画なのに
『あのシーン、誰々出てたよね』というマニア心もくすぐられる
何度でも観たくなる作品だった。

mumu
mumuさん / 2011年6月7日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  泣ける 悲しい 興奮
  • 鑑賞方法:映画館
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ちゃんと涙を流せる男。 ネタバレ

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全共闘運動、大学紛争が盛んだった頃、私はまだ子供だった。
その後の連合赤軍による事件など、TVで連日放送されていた。
当時の私には、何が起きていたのかも分からなかったのだが、
どう見ても学生そこそこの年代の若者が、武装しては立てこもり、
一体何を要求しているんだろうと不思議だった。

当時の学生運動に身を馳せた人々はまた違う感覚で観ただろう。
そんな想いを抱かせるほど、周囲には年配の男性客が多かった。
でもブッキーと松ケンというWキャストに惹かれて、若い女性陣も
観ていたようだ。何れにせよ、こんな時代があったことを知るのが
まずは最重要課題になるんだろう。。。

面白い話ではない。胸の梳く話でもない。そもそもベトナム戦争が
人々の心に何を齎したか、若い学生達ですらその疑問を何らかの
形で訴えなければ先が見えてこなかった時代、巨大権力に歯向かう
には武装蜂起といった過激な思想派が増えていった時代、もし今の
日本がこんな時代の渦中にあったら、現代の若者はどうするだろう。

私の思いが想像の範囲を超えないように、今作で描かれる若者達の
理想もまったく想像の範囲を超えていない。…というかそんな歳で、
すでに世界が見えていたら大したもんなんだけど^^;そんな奴いない。
沢田(妻夫木)にしても梅山(松山)にしても、遙か彼方の理想に向かい、
歩き始めたばかりの、空論に振り回される、普通の若者に過ぎない。
その覚束なさ、危なっかしさ、それらは周囲の大人達に見抜けるほど
甘く、いちいち説教をされてはムッとする二人が私は微笑ましかった。

反面、例えば沢田の書いた東京散歩のコラムが好評だと誰もが褒め、
こんな物書いてる場合じゃないのにと思う本人の気持ちを欺くあたりが
面白い。当世で過激な弁論や社会派が持て囃されている中にあって、
どうしてこんなのほほんとした物が一般にウケるのか、当時の彼には
分からなかったんだろう。大衆が求めていたのは、むしろそっちだった。
混沌とした時代だからこそ、平和を味わえるものが読みたい。

物事の方向性を見誤るのは、若い世代には必ずあって然るべきと思う。
道を踏み外して初めて、大人世界というか、理想と現実の狭間というか、
あぁあの人が自分に向けて言ってくれたのは、これだったんだと分かる。
ことに、お坊っちゃまお嬢さま育ちで挫折を知らずに育った世代には、
(先輩記者が何度も言ったように)口先で語るんじゃない、やってみろ。と
言うのが妥当なんだけれど、そのやることに関しての目的も分からない。
だからとってつけたように(ここでいえば梅山のように)やたらデカい事を
抜かしておきながら誰かの真似でしかない、説得力に欠ける行動をとる。
冒頭の大学サークルでの討論で、簡単にやり込められた彼が発したのは
相手を「敵」とみなす言葉だった。ここですでに彼の子供っぽさが露出する。
沢田が彼に興味を持ったのは、自分と同じ理想を秘めた若者だったから、
ともいえるが、大人びた高校生モデルの女の子がいう「カッコいい男」とは、
ただ「ちゃんと泣ける男」だった。おそらくこの子が小さい頃から身を置いて
きたその華やかな世界では、欺瞞に満ちた大人達が横行していたのかも。
普通であることや、素直であることが、どれほど大切で愛おしいものか。
心が平和であることは、みんなにその安らぎを与えることができるものだ。
まぁ、そんな当たり前が分かっていたら戦争など起きないんだけど。。。

大スクープを独占でモノにできると、自負し喜んだ沢田が味わう結末は
実に苦く、このタイトル通りの(忘れられない)過去の一頁となってしまう。
ただ今作で監督が描いたこの二人における世界観は、どこか第三者的で、
必ずしも寄り添ってはいないので、私たち観客もそんな目で観られるはず。
もしも私があと20歳(汗)若かったら、彼らの気持ちに共感できたかもだが、
いまの私が共鳴できたのは先輩記者の中平の放つ言葉や取材姿勢だった。
彼も決して巧い生き方はしていないが、経験を極めた言葉はズシンと重い。
のちに沢田が流す涙が実に素直で感動的。ちゃんと泣ける男は確かにいい。

それぞれの年代で、それぞれに考えが及ぶ、地味で静かな青春問題作。

(私はこの川本氏の町歩き本が読んでみたくなった。散歩ブームの火付け役)

ハチコ
ハチコさん / 2011年6月5日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
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  • 鑑賞方法:映画館
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