劇場公開日 2010年4月10日

「人を傷つける愛、人の傷を癒す愛」狙った恋の落とし方。 septakaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5人を傷つける愛、人の傷を癒す愛

2010年12月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

うん♪
サクッと言っちゃえば
中国版の婚活に深みを与えた感じだよね♪

〈 一目惚れは眼でするのでなく、匂いでするもの 〉

劇場配布チラシによると、
中国本土では『レッドクリフ』を
上回る日本円で約50億円の興行収入を記録。
ロケ地となった北海道へは、中国人が観光で
大挙して訪れるブームになったそうです(驚)

そんな触れ込みつきですから、
どんな作品なんだろうと、かなり
期待をしていたのですが、結論から言っちゃうと

なんで、中国で今作が、
そこまでヒットしたのかわかんない(苦笑)

たしかに、冒頭に婚活って書きましたけど、
そこに、クスッと笑ってしまうようなユーモアや、
胸が締めつけられる様な切なさ、愛しさもバランスよく
込められていましたが、なにが中国人の心を掴んだのかまでは理解できませんでした。

かと言って
悪い作品かといえば全然悪くない。
むしろ良い作品だと思います。

人間の弱さ、
人間の醜さ、
愛のチカラ、
美しい景色、

そのいずれもが、
私を惹きつけて止みませんでしたから。

結局、とどのつまりは
好みの問題なんでしょう。

コメディーと言えるほど笑えなかったし、
シリアスものと言えるほど考え込んだり、泣けたりはしなかった。

わたしの中では
『おくりびと』を観たあとの、
作品に適応し切れなかった感覚と似ています。

泣く気満々で来たのに、
ユーモラスなシーンが多すぎて、
頭の中の感覚に狂いが生じて乗り切れなかった感じ。

いい作品なんだろうけど、
いいと手放しで賞賛しきれない。
なんだかとってももどかしい作品となってしまいました。

☆彡     ☆彡

キャストですが、
ビビアン・スーさん、
あまり出番は多くありません。

『ニューヨーク、アイラブユー』
スー・チーさんが今作にも出演していました。

星の数、とても悩むのですが、
自分の、基準に照らし合わし、
今作は、1,800円でなく、
特別料金1,500円で鑑賞できます。

それだけの中身はあったと言い切れますので、
3,5点をつけさせていただきます(笑顔)

septaka