劇場公開日 2011年1月15日

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「天才×陰キャの最悪の組み合わせ」ソーシャル・ネットワーク オレさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5天才×陰キャの最悪の組み合わせ

2016年9月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

世界一のSNS、Facebookを作った実在の人物マークウォールバーグの半生を描いた作品。

ハーバード大学2年のマークはある日ガールフレンドのエリカにこっ酷くフラれ、その鬱憤を晴らすために持ち前のプログラミングのセンスを駆使し、校内のパソコンにハッキングして女子生徒の顔写真を集め、女の子の格付けサイトを学生らに一斉送信。拡散に次ぐ拡散により校内のサーバーはダウン。マークは一夜にして学校中の女子生徒の嫌われ者と化す一方でそのプログラミングのセンスに一目置かれ、ボート部のウィンクルボス兄弟らから女子学生と知り合うことを目的としたサイトの立ち上げの協力依頼を受ける。

天才に陰キャを混ぜた最悪タイプの人間にオタクと小バカにされる要素たっぷりの早口をジェシーが見事に表現。冒頭のエリカとの会話のシーンだけで確実にこいつはめんどくさいと感じた笑。さらにその後のSNS(当時はブログ?)に鬱憤晴らしまくる姿や仕返しの仕方に引く笑。
一方でそのセンスを駆使し、Facebookの前身となるサイトの立ち上げに貢献しようとするも独自でソフトの開発に没頭し、依頼主のウィンクルボス兄弟らと一切の関係を断つ。
その理由が誘った際に君の名誉挽回にもなると言われたからだという器の小ささと根に持つ性格を露呈し、さらに引く笑。
実在かつ健在の人物をこれほど悪印象で描いていいのかと感じるほどの表現だったがマークザッカーバーグ本人的には悪くないらしい。この発言から見る辺りジェシーが演じた図太さもあながちウソではない気がする笑。

というわけでジェシーアイゼンバーグ大嫌い映画笑。初見がこっちじゃなくてよかった。ヒゲだろうがハゲルーサーだろうが変な頭だろうがこの人は好きだな。
最後Facebookで元カノのエリカに友達申請して何度も更新している姿がすごく印象的。きっとFacebookの立ち上げを通してもう一度エリカに振り返ってもらいたかったんだろうなって思った。不器用な天才の孤独な背中がすごく切なく見えた。
どうでもいいけどショーンパーカー演じたジャスティンティンバーレイクの方が実際のザッカーバーグに似てるじゃねと感じた。

オレ