トロッコ インタビュー: 尾野真千子、どこまでも気負いなき女優道(1/2)

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トロッコ

劇場公開日 2010年5月22日
2010年5月18日更新
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尾野真千子、どこまでも気負いなき女優道

女優・尾野真千子にとって5本目の主演映画「トロッコ」の公開が、5月22日に控えている。2010年は、同作以外にも御徒町凧監督作「真幸くあらば」、一尾直樹監督作「心中天使」と主演作が3本。さらに、第63回カンヌ映画祭・監督週間の短編部門に出品された「Shikasha」にも主演するなど、注目作が目白押し。初の海外ロケに臨んだ「トロッコ」で、2人の息子の母親・夕美子という役どころを演じた尾野に話を聞いた。(取材・文:編集部、写真:堀弥生)

川口浩史監督のデビュー作となる「トロッコ」は、言わずと知れた芥川龍之介の短編小説が原作だが、映画化に当たって舞台を大胆にも台湾に置き換えた。少年の成長を描いた原作から、母と子の再生の物語へ。尾野にとって初めての母親役、それも夫に先立たれて2人の息子をどう育てていくか途方に暮れているという難役だ。ただ、これまでも一筋縄ではいかない登場人物を演じ続けてきただけに、役に対するアプローチが劇的に変化することはなかった。「役づくりも、誰かを参考にすることもなかったですね。お手本があると、結局その人になってしまうじゃないですか。子どもの扱い方って人それぞれだし、その距離感があまり分かっていない母親という設定だったから、それは今の自分と一緒だなと思ったんです」

■お母さんと呼ばせようとは思わなかった

初めての海外ロケとなった台湾で、尾野は異国の地で一線を張ってきたベテラン俳優と出会う。台湾映画・テレビ界の大御所的存在といえるホン・リウと、引退宣言を撤回して出演したメイ・ファン。2人の演技、立ち居振る舞いが尾野に安らぎをもたらしたそうで「日本とほかの国とでは演技の仕方が違うのかなって思うじゃないですか。だけど、一番年配の方々がすごく自然体でいてくれて……。それが私にとって好きな演技方法だったので、言葉は通じないけれど余計に安心しましたね」と振り返る。

子役の原田賢人大前喬一とは、08年に台湾で行われた製作発表から撮影期間中にいたるまで、約1カ月間をともに過ごした。無理に好かれようとはしなかったといい、「お母さんって呼ばせようとは思いませんでした。もちろん呼んでほしかったですが、無理やりにしたところであの子たちの心はそう思ってくれませんから。変に距離感を縮めなくてもいいのかなと感じましたしね」と笑った。

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