借りぐらしのアリエッティ インタビュー: 志田未来&米林宏昌監督、ともに初挑戦だった2人が振り返る「アリエッティ」(2)

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借りぐらしのアリエッティ

劇場公開日 2010年7月17日
2010年7月12日更新

志田未来&米林宏昌監督 インタビュー(2)

初めての“狩り”ならぬ“借り”に出るアリエッティ 初めての“狩り”ならぬ“借り”に出るアリエッティ

――志田さんはアリエッティというキャラクターをどんなふうにイメージして演じましたか?

志田:「すごく好奇心旺盛で、無邪気な一面があって、最初に監督と会って話したときに、『若干自分勝手なところがあるよ』って教えていただいて、自分にも似てるなって思いました。あと喜怒哀楽が激しくて、自分の感情を真っ直ぐ出せる女の子なんだなあって感じましたね」

――完成した作品を見ての感想は?

志田:「最初に映像を見させていただいたときは、まだ声が入っていなかったので、単純にアリエッティが動いている、喋っているという感動がありましたけど、アリエッティの声が自分の声になっている完成した映画を見ると恥ずかしさがありましたね。でも可愛らしかったです」

心配性でおっちょこちょいなアリエッティのお母さん・ホミリー 心配性でおっちょこちょいな
アリエッティのお母さん・ホミリー
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米林:「アフレコをして志田さんの声が入るとみるみるアリエッティになっていくんですよね。やっぱり声優初体験ということで、最初は緊張されていたみたいですけど、演技指導担当の方が指導されてからは、もう早くて、的確にその指導に応えてましたね。その段々とアリエッティが作られていく様子は見ていてとてもうれしかったです。もっともっとという演出側の要求にちゃんと応えてくれるんです。

アフレコは台本の最初からやってもらうんですけど、最後のほうになってくると、かなり上手くなっているので、『それじゃあ、最初の方をもういちどやってみようか?』って感じでやってもらったりもしましたね(笑)。すると、『おお、アリエッティが現れた』って感じになるんです。僕らは志田さんがいるところからは声が届かないような別のブースにいたので分からないと思いますが、そこでは何度も『すごい!』って話していたんですよ」

――声優をやってみて難しかったところはどんなところですか?

志田:「やっぱり普段のドラマとかのお仕事だと、自分の表情も映るので、そこまで声に力をいれなくても、目でお芝居をすることができるんですけど、今回は声だけで表現しなければいけなかったので大変でした。とにかくタイミングを合わせるのが難しかったです。声だけに集中して感情をこめるということも難しかったですね」

――鈴木敏夫プロデューサーは「静かで、ひっそり、質素に」ということをキーワードにこの映画を作ったとおっしゃってましたが、米林監督はこのキーワードについてどう考えますか?

米林:「『地味に』という声もありますが(笑)、シナリオ自体がとてもひっそりとしたものを持っていたので、どうしたら、ひっそりとしながらも美しい世界を描くことが出来るかということを意識してやっていましたね」

――この映画は『これから辛く厳しい時代が続くかもしれないが、落ち着いて一生懸命に生きなさい』というメッセージを発しているような気がしましたが、その辺は意識していたのですか?

米林:「たしかに、これからアリエッティ一家は大変な局面を迎えるかもしれませんが、あのアリエッティだったらどんなところでも適応して、いろんなことに楽しみを見出すことができると思うんです。もちろんいろいろなところに借り暮らしをしにいくと思うんですが、恐れずに、自分の楽しいことを見つけて未来に向かって生きていく……というような感じで映画を終わることが出来たらと思いながら作ってました」

アリエッティの姿からは前向きに生きることの大事さが伝わってくる アリエッティの姿からは
前向きに生きることの大事さが伝わってくる
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――本作を見た宮崎駿監督からはどんな言葉をもらいましたか?

米林:「『よくやった』といってもらえたので、本当に良かったですね。初号試写の時は(宮崎さんが)後ろに座っていたので、怒っていたらどうしようとドキドキしながら見ていたんですけど(笑)、終わってから後ろを振り向いたときに、こちらを向いて手を挙げてくれたので、喜んでくれてよかったなあと思ってます」

――米林監督は『千と千尋の神隠し』に登場するキャラクターのカオナシのモデルだったそうですが、それは本当ですか?

米林:「何でそうなったかというと、『千と千尋』の製作中に、千尋が立っているシーンで、ちょうど僕がカオナシがボーッと立っているところ描いていたんですよね。その立っている様子が僕に似ているということみたいです(笑)。まあ、僕も実際にカオナシはたくさん描きましたから、思い出の多いキャラクターではありますよね(笑)」

――神木さんは似てると思っていたそうですけど、志田さんは監督がカオナシに似ていると思いましたか?

志田:「それは思わなかったですね(笑)。やっぱり現場では監督ですから」

――その神木さんとの3年ぶりの共演はいかがでしたか?

志田:「初日に一人でやっていて、2日目は(神木さんと)一緒にやったんですけど、すごく安心して演技ができました。神木さんと一緒だったら、自分が失敗しても怒られないだろうなとか、『好きにやっていいよ』って言ってくれると思っていたので、すごく落ち着いて自由にのびのびと演技が出来たと思います」

――神木さんはジブリ作品のベテランですからね。

米林:「そうなんです。今回の企画がスタートした時点で翔役は神木くんだったので、安心してやってもらいました」

――米林監督は2人の間のケミストリーを感じましたか?

米林:「あったと思います。アフレコは基本ひとりで入って作業するんですけど、だれでも緊張するんですよ。だから神木君と志田さんの掛け合いのシーンを録った2日目は、2人ともイキイキと演じているなあという気がしましたからね。やっぱりお互いに安心感があったのだと思いますね」

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