劇場公開日 2010年4月24日

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「テレビアニメとほぼ同じだったのが残念ですが、面白さのレベルは高いと思います。」劇場版 銀魂 新訳紅桜篇 Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0テレビアニメとほぼ同じだったのが残念ですが、面白さのレベルは高いと思います。

2013年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

私は基本的に少年ジャンプ派ではないのですが、銀魂だけは好きで、テレビアニメは見てました。

なぜかというと、今まで劇場版がなかったことからもわかると思いますが、通常のジャンプアニメとは明らかに違う、ジャンル的にかなりはみ出した、オンリーワン的で自由な雰囲気が好きだからです。

基本ギャグマンガなのですが、このギャグ、子供はわからないだろう?というのが多いし、完全なギャグマンガかと思うとそうでもなく、急に泣ける話になったり、バトルマンガになったりする。

ジャンプの基本コンセプト、友情・努力・勝利からもかなりはみ出している。

特に友情というわけでもないし、家族っぽいけど、家族でもない。
基本的に努力はしないし、いつもだらだらしている。
勝利はするけれども、苦労して完全勝利というわけでもなく、成り行き上、結果的に勝っちゃいました、という感じで、爽快感がない。

逆にいうと売りがないんだけども、笑いをとるには、その設定の方がぴったりで、かなり笑えるところが気に入ってました。

紅桜篇は、いろいろなパターンの中でも、銀魂にはめずらしい、正統派バトルマンガ的なエピソードで、「新撰組の池田屋事件」みたいなものを思い出させます。

でも銀魂の真選組は、ほとんどからんでこないのが、ちょっと不満でした。

新訳劇場版やるというので、当然真選組がからんでくるものと思って期待していたのですが、テレビアニメと同じだったので、非常に残念でした。

でも、評価ということになると、紅桜篇はけっこう面白いし、最初と最後に入っていた、おまけみたいな部分がけっこう笑えたので、基礎点80点プラス、おまけの部分の5点で、85点かな?

素直に面白いと言えないところが、非常につらいです。

Push6700