きみがぼくを見つけた日 いきいきさんの映画レビュー(感想)

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きみがぼくを見つけた日

劇場公開日 2009年10月24日
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唐突で必然な時間旅行。
投稿日:2009年10月8日
いきいきさんのレビュー



 エリック・バナが演じるターミネーターばりに素っ裸で
 唐突に時間旅行をしては戻ってくるヘンリーの病気というか、
 体質を治そうと、この作品では多く存在するどっちが先だよという
 ヒントを基に遺伝子学の博士を見つけ出し治療しようとする過程が
 凄く中途半端でバッサリとカットしちゃったんだろうな。
 しかし、重要なシーンには存在するし、博士を出さないわけにはいかなく、
 本来は治療しようとするシーンがもっと多かったが
 存在してもおかしくないように繋いだという印象が残る。
 はっきり言って必要なかった。

 監督はフライトプランのロベルト・シュヴェンケで
 エリック・バナと同様に少々の不安があったが、
 ゴーストのブルース・ジョエル・ルービンの
 脚本がいいこともあってか非常に切ない仕上がりで、
 大切な人との時間を大事にしようと思わせてくれるのではないでしょうか。
 時間旅行しなくったって突然目の前から大事な人が消えることはある。
 だからこそ後悔しないようにしたいと思うだろうが、
 でも、逆に離れているからこそ分かることもあるんだよな。

 監督の持ち味はフライトプランでもあった、
 ガラスへの痕跡の残し方であろうか。
 成長を一気にワンカットか、ワンカットっぽくか、見せる演出もよかった。

 クレア(レイチェル・マクアダムス)は子供の頃に
 ちょっと老けたヘンリーに会っており、そこから不定期に会ってきた。
 なのでヘンリーが始めてクレアに会った時にはクレアは待ってました状態で
 ちょっと若々しいヘンリーに積極的に向かっていく。
 この辺は製作総指揮にブラッド・ピットが参加してるから
 というわけじゃないだろうが、ベンジャミン・バトンの雰囲気も感じさせ、
 そこからヘンリーが実際に生きてる時間での恋愛が始まる。

 ヘンリーは一緒にいて欲しい時だろうが、頻繁に吹っ飛ぶし、
 クレアは切なく寂しいだろうけど、
 吹っ飛んだ先でヘンリーは意味のある大切な時間を過ごしてもいる。
 母親に会うシーンとか、あの子に会うシーンとか、とても素敵。

 面白いのはタイムトラベル先では自分自身に会っちゃいけないとか、
 自分を知ってる人に会って未来を変えちゃいけないとか、
 会うことで大変なことになるとか思っちゃってるけど、
 この作品ではそれすらも運命というか、必要なことになっている。

 未来を見てよからぬことを考えようが、
 悲劇の未来を見て変えようと努力しようが、
 変えようとしても、何もしなくても、僕としては未来は変わらず、
 どちらにしても未来には組み込まれていて、
 全て一本道なんだろうなと思っちゃってるところがあるので、
 過去で、未来で、どんどん重要人物に関わっていくこの作品はなんかいい。
 もちろん、辻褄を合わせようと努力してスッキリする作品も好きですが。

 この作品のレイチェル・マクアダムスは超キュートで素敵だけど、
 それ以上にいい仕事をしてるのは子役たちだと思う。
 エリック・バナは負けてんじゃないかよと思ってしまうぐらい、
 ホントに子供らしい可愛らしさで、未来の自分に嫉妬しちゃうところとか、
 あの子が抱きついてくるシーンとか非常によかったです。

 ところであの子は吹っ飛んだ先でどうしてたんだろう。
 ヘンリー以上に苦労しただろうな。

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