仏陀再誕

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仏陀再誕

解説

宗教法人「幸福の科学」の総裁・大川隆法による著作をベースにしたアニメーション映画。女子高生・天河小夜子は、新聞記者の金本に憧れてジャーナリストになることを夢見ていた。そんなある日、金本は汚職スキャンダルに悩み電車に飛び込み自殺を図る。事件にショックを受けた小夜子は、その日から霊が見えるようになってしまう。監督は「サクラ大戦」の石山タカ明。

2009年製作/110分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2009年10月17日

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映画レビュー

2.5オカルトものとしてみれば 割と観れる

2024年4月5日
PCから投稿

普通のレンタル店にあったので、宗教色の強いものだと知らずに借りた。
勧誘目的で作ったかどうかはともかく、悪霊や陰陽師が出てくるオカルトものとして見ればそこそこ見れると思う。
難点は次の2点
1.仏陀の生まれ変わり=神としているようだが、仏陀は悟りを開いた僧であって神ではない。また、復活するとされているのも弥勒菩薩。仏陀をキリストのように描いているのは違和感が有り過ぎる。
2.悪者を倒そうとする者が必ずしも善とは限らない。仏陀の生まれ変わりとされた者を信じる動機が希薄すぎる。結局2者の闘争に過ぎないように思える。
まあ、そういう観点で見れば普通のアニメとして見れないことも無い。

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ビン棒

1.0パッパラパー

基本的に面白くはないし頻繁に挟まれる教えを説こうとしてくる場面は恐ろしいほど頭に入ってこないが、大川隆法なんだろうなって男と池田大作らしき男との超能力バトルで始まるクライマックスのパッパラパーな壮大さはちょっと笑う。

この映画を製作した団体の方々がどういうモチベーションで活動してるのかとか、いかに「自分たちの活動や思想は正しくて尊いんだ」と信じているかとかはよく分かる。
こういった人たちの脳内を覗き見れると考えればある意味興味深い内容...なのか?

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美味しくって体に良いハンドソープ

5.0すごすぎる!!!

2009年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

すっ、すごい!凄すぎる!!
ストーリーといい、映像美といい、音楽といい、
これほど感動させてくれる作品は・・・
感動して・・・1時間50分のうちに3回泣きました。

心は、なぜ渇いてしまうのか・・・どうしたら心を潤せるのか・・・この映画を見れば、きっとその答えも見つけられるはずです!

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ひで丸007

4.0小夜子と勇気のやりとりはコミカルで面白かったです。もう少し説法シーンは短めがよかったかも

2009年11月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 見たのはだいぶ前ですが、コメントの仕方を間違えると、教団のプロパガンダと思われるのが嫌で、レビューを避けてきました。でも、宣伝会社提供による鑑賞券の無償提供に協力している関係で、マイミクさんからどうして書かないの?と催促されまして、渋々アップすることにしました。

 あくまで映画的評価ですから、幸福の科学の方がもしご覧になっても、小地蔵を責めないでくださいね(^^ゞ

 従来の教団製作作品より、若者にターゲットを絞り、会員外の観客でも楽しめる作品に仕上げた点は認めます。今まではちょっとでしたからね(^^ゞ
 それより、こんな大作を19歳の大学生が一人で考えて、石山監督というアニメ界の大御所監督の原案を土壇場で公開1年前でひっくり返して、プロデュースしたということが驚きです。
 まぁその分、主人公の天河小夜子と海原勇気の関係は、チョットしたラブコメタッチになっていて、いかにも同世代が考えたストーリーを思わせるリアルティがあります。
 また小夜子が突然霊を見えるようになってしまうところも、ふつうの女子高生らしさが出ていました。
 それより小夜子のキャラは、カワイイですね。声を担当している小清水亜美にぴったりのキャラだと思いました。

 ただUFOが東京を襲うシーンで小夜子が上空を指さして、あたかもUFOを退治していかのように見えるところでは、なんか『サマーウォーズ』に似ているなぁ~(^^ゞ
 ここのシーンは、小夜子の浴衣に描かれた模様が蓮の花になって、花びらが次々UFOを打ち落とすところは説明不足です。空野太陽がその光景をじっと見ていたので、彼が何かやっいたのではと推測は出来ますが。
 きっと仏教の『維摩経』冒頭の『仏国土品』のように、一つ一つの想いを寄せ合って出来た大きな蓮の花がこの世を救うということが描きたかったのだろうと思いました。
 『デイアフター』みたいな天変地異のシーンも、念力による仮想現実という設定で、あれだけのパニックを地域限定で起こせるのかどうか疑問です。だってネットで海外からの報道みれば、荒井東作の仕掛けた念力縛りが簡単に幻影とバレてしまうでしょう。

 それでも小夜子と勇気のやりとりはコミカルで面白かったです。もう少し二人の仲のギャップと進展ぶりを描き込んだほうが一般受けしたのではないでしょうか。
 何しろ彼氏と別れた理由が、宗教活動で多忙になり自然に疎遠になったという設定は、普通のラブストーリーにはあり得ない話なんだしね。そういう活動をしている彼氏だからこそ、小夜子が憧れている女優木村真理とたやすくコンタクト出来るという流れも自然に繋ぐことができたわけです。今後のトレンディードラマが、奇をてらってパクルなんてこともあり得るストーリーです。
 後半長くなる空野太陽の説法シーンを削ってでも、二人が再び接近するところをもっと見せて欲しかったですね。

 それと、毎作品変わらないのは、描写のクオリティがシーンよって違うことです。引きの画面になると極端に描写が荒くなります。近景アップのシーンと引きのところとCGのシーンで明らかに丁寧さが違うのです。石山監督はもっと画質管理をすべきでしょう。

 本編とつながりは悪いけれどラストに突如登場する『生命の樹』のCGによる描写には素直に感動できました。
 全てのいのちは一本のいのち樹で繋がっているという諸法無我の考え方をビジュアルで捉えたものです。この比喩が不思議なことに世界各国の宗教で語り継がれていることです。アジアでも巨大な桑の木が生えている島が東方海上にあるという、古代中国の「扶桑伝説」の伝承により日本書紀にも描かれています。
 詳しくは、ビックコミック連載中の『宗像教授異考録』第11巻を参照してください。

 ところで、霊的なジョーシキというのは、若い世代でスタンダードな日常会話になっているところもあって、本作で描かれているようなことは、特段奇異に見られないでしょう。でも年配の人は、本作同様に常識に囚われやすいから、冒頭から引っかかるでしょうね。ただ最近の凶悪事件を見ていると明らかに突然に人格変異してしまうケースが多すぎます。犯罪心理学に、霊的視点から「ボディジャック」という現象を取り入れば、犯罪者の原因不明な衝動も解明できるのではないかと思います。

 もしろ今の若い世代で気をつけなければならないのは、霊的現象や超常現象を見せつけられると何でもすぐ信じてありがたがってしまうことです。現象を起こせる能力者ば偉いのかというと、人格とは全く無関係なのです。
 そうとも知らずに精神世界に関わり、霊能者の追っかけにはまった人は、しばらくすると霊能者のわがままさにヘキヘキとされることでしょう。
 もっと酷いと本作の荒井東作のように、自分の力こそ全てという間違った価値観をすり込まされて、ジコチュウの権化のような超能力信仰に陥る人も多いのです。
 だからどこの宗教を信じる以前の問題として、不思議現象を無条件に有り難がたがるなという点では、本作で描かれる荒井と空野太陽の比較はいい教訓になると思います。

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