劇場公開日 2009年7月4日

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「おつかれさ~ん」フィースト3 最終決戦 RMSNKさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5おつかれさ~ん

2010年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

1が好きだったのですが、
どうやら続編は相当な糞らしい。
と、言う評判を聞いていたので、
観んでもいいや。と、思っていたけれど
やっぱ気に成るので、
T屋の100円レンタルキャンペンを機会に
2、3併せて借りてみました。

目の肥えた方々にとっては
糞だったのかもしれませんが。
個人的には、ホラーと云うジャンルに
多大な期待は抱いていないので、
思ったよりは楽しかったです。
いやむしろ、ちょっと好きかも。
くらいに好感がもてる映画でした。

映画館で観てたら帰路、さぞかし、
悪口(いい意味で)
で盛り上がったであろうと思います。

過去のホラー映画(特にイタリア産ゾンビ物)
には、この映画が足元にも
及ばないくらい糞映画も多々あったわけで。

でもそうしたB級C級のヘボさの中に、
どこか憎めないと云うか。
愛情を持って、けなせる。と云うか。
そう言った味わいがあると思います。
この映画もその点では及第点クリアかと
思います。

手作り特撮っぽい雰囲気…
と言うか、雑な着ぐるみやCGとか、
無駄に出っぱなしのオッパイや、
とりあえず、やっとけ。みたいな、
切り株・ゲロ・血糊量。
加えて。
ナニが起きてんのかさっぱり判らない映像、
収集のつかなくなったストーリー
などなど、十分笑えて楽しめました。
低俗ホラーなのだからこれでいいじゃないか。
と、思いました。

このシリーズならではの特徴としては、
美人やヒーローっぽい人が、
あっけなく下品でくだらない死に方をする
所が特に好きです。

またエンディングでの、
劇場で1800円払って
真剣に観た人を憤慨させたであろう、
開き直り全開のエンディングソングが
最高でした。
「まじになるなって」と、言う意味か。
それとも製作側も、「やってもうた…」と、
思っているのでしょうか。

シリーズ通して、
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」の
出来損ないみたいな雰囲気でよかったです。
褒めてるのか、貶してるのか
自分でもよくわかりませんが。

結局のところ、
うん。やれやれだね。と、言う感じです。

RMSNK