「殺さずの銃(ガン)」ローン・レンジャー みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)
殺さずの銃(ガン)
西部劇のエッセンスがぎっしり詰まっていたが、生真面目なローン・レンジャーはちっとも人を撃たない、殺さない。そこが大いに不満だった。
拳銃による武力行使が正義とまでは言わないが、西部劇ならそこは絶対に譲れないところでしょう。
相手は自分の兄を殺し、原住民を全滅に追いやった極悪非道の悪党たちなのに。
結局、本作は西部劇もどきのコメディ活劇だったのだろう。
そんなこんなでこちらのテンションが上がらないまま、クライマックスに突入してしまったので躍動感溢れる「ウィリアム・テル序曲」も心に虚しく響くだけ。
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