劇場公開日 2009年3月7日

つみきのいえのレビュー・感想・評価

全26件中、1~20件目を表示

3.0積み重ねるのは思い出

2024年3月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

絵のタッチが好き。
12分間のショートムービーなのでサクッと観れる。

台詞は一切ない。
でも、老人の感情がじんわりと伝わって、温かい気持ちになれる。

前に進むことも大事だけど、振り返ることも大事。
だって、今があるのはこれまでの積み重ねがあるから。
あなたもたまにはお気に入りのパイプを落としてみては?

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JBはただの映画好き。

3.0♪二酸化炭素を吐き出して

2024年1月31日
PCから投稿

フォロワー様のレビューで何件か見かけたので観てみたら良い映画だった♪わぁい。

紫煙、ためいき。♪二酸化炭素を吐き出して
日に日に上昇する水位、増幅するさみしさ。

写真を飾るのも、
煙草を吸うのも、
欲を欠いた産業活動を止められないのも、
忘却の底に沈みたくないのも、
さみしさ逸らし。
そうまとめているみたい。なるほど。

沈んだ家の住人は、どこかに旅立ったか、なかで眠っているのか。
忘れた。忘れられた。

落としたパイプを拾いに潜って、
忘れかけていた自分の物語に出会う。
悲しい思い出から逆行して、楽しい思い出に到達する。
やさしい設定。時が解決するって、そういうことだね。

近寄りたくもないドアとか、あってもよかったのにな(黒)。
レクター博士の"記憶の宮殿"にもあったし、あるでしょ誰にでも。

ちいさい読者さまに指図する本なんか絵本ではない恥を知れと考える私にとっては、
静かに佇むこの短編映画は、わきまえてる良い絵本。
泣かせ誘導が少々鼻につくのでw、星は3つ。
大人はずるいね(^w^)。

普遍的ドラマが貯蔵された、集合的無意識へのいざない。
映画は潜航装置。
静かな部屋をひととき満たす、赤いワインとグラスの音で小気味良く終劇。
うん!良いもの観たな♪

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雨丘もびり

4.0無音鑑賞で充分

2023年10月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

幸せ

12分のショートアニメ
U-NEXTで鑑賞
長澤まさみがナレーションを担当してるらしいがU-NEXTはナレーション無しバージョン
長澤まさみがどんなナレーションしてるのか気になるがなくても特に問題は感じない

どんどん水位が上昇する世界
妻に先立たれ一人暮らしの老人
どうやらこの集落は彼1人らしい
他の元住人はみんな避難したのだろう
彼が若い頃には水浸しにさえなってない普通の土地だったが彼が結婚後娘ができたあたりから水の都ベネチア風の佇まい
水位が上昇するたびに増築増築
高々と立てた塔の自宅のほとんどが水の中
そんなある日に増築途中で大切なパイプを水の中に落としてしまった
しかし配達員が届けてくれた潜水服とボンベを借りて水の中に
すると沈めば沈むほど次々と妻との思い出が蘇ってくるのだった
一階に辿り着き家の外に出て我が家を見上げるおじいさん

ヨーロッパ風タッチのアニメだが日本の作品
大胆なキャラクターデザイン

最初は無音で鑑賞
スマホあるあるのミス
それでも音楽担当や長澤まさみには申し訳ないが無音で充分

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野川新栄

5.0ショートとは思えない満足感

2023年10月4日
スマートフォンから投稿

泣ける

知的

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ぽん

4.0タイトルなし

2023年5月16日
Androidアプリから投稿

なぜか水没してしまった街
お爺さん水位が上がる度に増築
ウィンチェスターハウスみたいになってましたけど...
ナレーションあり·なし版どちらも見ました(10分ぐらいだし)ナレーション無しでも家族の思い出がよく伝わり、孤独が身に沁みるようだけど、とてもジワる
未来は上に、思い出は下に
お爺さんのダイブが背中からで本格的だったのと魚が澄まして泳いでいたのがツボりました

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ゆう

5.0見てあたたかい気持ちになる

Mさん
2023年4月13日
Androidアプリから投稿

12分間でした。
作者の加藤さんはNHK「みんなのうた」で嵐の最後の曲「カイト」のアニメーションを担当していました。
なかなか見る機会のない人には絵本もあります。

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M

4.5ノルタルジックな絵作りの美しさ

2023年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

アマプラで予備知識なしに見たので、独特の絵から、てっきり外国作品だと思っていました。ノスタルジックで味わい深い作品です。

舞台は水没しつつある町で、世界の終末のような雰囲気です。しかし、電気は来ているしテレビもやっている。宅配もあるので、そこまで悲壮感はありません。むしろ、現代の老人と同じような、人生の最後の日々を、淡々と過ごす様子が続きます。老人は、一人孤独に食事をしていますが、その心には何も無い、単なる虚無です。やがて、自分の人生を振り返る旅の後、自分が家族の思い出の上に立っていることを認識します。最後もまた一人で食事をしていますが、すでにその心には、たくさんの思い出が詰まっていることでしょう。

「カールじいさんと空飛ぶ家」の(あれも良かった)冒頭シーンを思い出しましたが、それとは違う方向性で、じーんと来る作品でした。短編なので、1回見た後、奥さんを呼んでもう1回見てしまいました。

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Ryunoshin Nakamori

えっ!日本アカデミー賞の間違いじゃない!?

2022年9月10日
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マサシ

3.0【水に没した家の中でおじいさんが視た、懐かしき家族の楽し気な想い出。地球温暖化による海面上昇を柔らかいタッチの絵で、警鐘を静に鳴らす作品。】

2022年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー 独創的な世界観で注目を集めるアニメ作家・加藤久仁生の存在は、2017年にみんなのうたで放映された、”エレファントカシマシ”の”風と共に”で初めて知った。
  柔らかい、鉛筆タッチを生かした画調が印象的であったー

■海面の水位が上昇したことで水没しつつある街で、1人だけ残るおじいさんが住んでいる。
 彼は家が沈みかけるたび、上へ上へとレンガを積み、家を増築することで難をしのぎつつも穏やかに暮らしていた。
 そんなある日、おじいさんは愛用していたパイプを水中に落としてしまい・・。

◆感想
 ・独特の柔らかいタッチの絵柄で、おじいさんが水中に落としてしまったパイプを潜水服を着て
 探しに行く。

 ・それと共に、且つてその家で一緒に住んでいた優しい表情の奥さんや、子どもたちとの思い出が描かれる。

<ナレーションもない、静かな物語である。
 だが、この作品からは、海面上昇に伴い、人気の無くなった且つては小さな町であっただろうところに独り住む、おじいさんの姿を通して、地球温暖化に対する警鐘が聞こえてくるようだ。
 環境問題をふと、考えさせられる柔らかなタッチのアニメーション映画である。>

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NOBU

3.0思い出は

Kさん
2022年4月5日
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K

4.0心暖まる素敵な12分間

2022年2月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

海に浮かぶ家で晩年を迎えた老人のショートムービー。
浸水しはじめた家をコツコツとレンガを積み上げ、上へ上へと増築。
途中落としてしまったパイプを取りに潜ると、思い出したように下へ下へと。
それは人生を振り返るちょっとした旅。
それぞれの階層には幾重の思い出が積み重なっていて、それは正に歩いた路を辿るよう。
それと味わい深い作画と、それに寄り添う音楽が実に良い。
本当、とても心暖まる素敵な12分間でした。素晴らしかったです。

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白波

4.5先へ進むために置いていったものを思い出す

2022年2月9日
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といぼ:レビューが長い人

3.5思い出は海の底

2022年2月6日
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kossy

4.0今…がある

2022年1月29日
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鑑賞方法:VOD

幸せ

海外のアニメだと思っていました
日本のアニメなんですね
絵のタッチが柔らかくて音楽も優しいので
癒されます 音として波の音ぐらい
台詞は無いけどおじいさんの心情はつたわってくる
パイプをくわえたおじいさんの楽しかった思い出のお話
素敵なアニメ(絵本)でした

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しろくろぱんだ

3.5味わい

2021年11月24日
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同じワインでも年齢や状況でその味わいは変わる、それを楽しむのか嘆くのか。

絵が沁みる。

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大粒 まろん

5.0水辺に浮かぶ家。この家は水没する前に積み重ねられて作られた家だった...

2020年5月9日
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水辺に浮かぶ家。この家は水没する前に積み重ねられて作られた家だった。お気に入りのパイプを水に落としてしまったことでそれを取るために水にどんどん潜って行く。潜ることで過去の家があり、そこには思い出がある。その主人公の人生を潜るたびに振り返る。いま一人暮らしのおじいさんの心温まる思い出が描かれていて感動した。絵もレトロで、言葉もなく音楽と音だけなので余計おじいさんの心情が入ってきやすいと思う。また、水没する家や街は今の環境問題も扱ってるのかな?とも思った。12分という短い作品だが、感動できる作品だった。

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あかねちん

5.0デザインとアートの軸で言ったら、日本の映画はデザインの軸に分類され...

2020年4月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

デザインとアートの軸で言ったら、日本の映画はデザインの軸に分類されるものが多い。しかし、この作品に関しては完全に「アート」である。
この映画は何も語らない。長澤まさみのナレーションもあるらしいが、個人的には無い方をお勧めしたい。ビュワーの想像力に委ねられている作品であり、見る人に統一された感想を持たせない多義性のある素晴らしい映画であると思う。
ストーリーとしては、そこまで難解で複雑なものではないのだが、そこに先ずは「デザイン」としての断片を感取でき、好感度がある。音楽は栗コーダーカルテットの近藤研二を採用しているが、これ以上ないピッタリの音楽を映像にマッチさせてくれているし、1つ1つの環境音やそのタイミング、編集にも脱帽。絵的な観点からしても、場面ごとに黄色と青色の美しい色調を綺麗にまとめあげていて、効果的な演出へと繋げている。
「アート」でありつつも、「デザイン」を置いてけぼりにしていない、誰が見ても感想を言える多義性に富んだ素晴らしい作品だと思っています。

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taichi nagasawa

5.0ナレーションがなくても、あたたかさと胸にこみ上げるものが伝わってく...

2019年6月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

ナレーションがなくても、あたたかさと胸にこみ上げるものが伝わってくる。
細かい説明がない方が、今までおじいさんが生きてきた歴史、積み上げてきた過去に残してきたものが胸に迫ってくる。
あたたかくてじんわりと優しい世界に、気づいたら涙ぐんでいた。
たった十数分の短い作品ではあるけど、何度も見たくなるような、心に残しておきたい作品。

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鯨

3.0積み上げてきたもの

2019年3月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

短編アニメーションは初めて観た。
セリフがなくても伝わるものがある。

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you

3.5海の底に沈んだ思い出

2017年5月7日
iPhoneアプリから投稿

忘れてないと思っても忘れてるよね。大事なことって。

回想シーンからリアルに戻るところが切なかったな。
たまには乾杯しないとね。

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namakemono