劇場公開日 2012年8月14日

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「作品同士のエピソードが交差する MCU(マーベル・シネマティック・...」アベンジャーズ YuuuuuTAさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5作品同士のエピソードが交差する MCU(マーベル・シネマティック・...

2018年2月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

興奮

作品同士のエピソードが交差する
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品であり、
マーベルシリーズ通算6作目となる「アベンジャーズ」を見た。

2度目の視聴になるが、非常に楽しめた。
なんとなくあらすじが頭に入っているので、
前回よりも話がよく理解できた気がする。
所どころこれまでのシリーズを見ていないと
ピンとこないワードが出てくるが基本的には単純な話。

ソーの弟であるロキが地球を自分のものにしようと企み、
4次元キューブを狙うチタウリ(宇宙のギャングのようなヤツら?)と手を組み襲ってくる。
国際組織 S.H.I.E.L.D.は奇襲に遭い
4次元キューブを盗まれてしまう。
それを取り返すためにアベンジャーズが結成される・・・という流れ。

アベンジャーズは「アイアンマン」「キャプテンアメリカ」
「ハルク」「ソー」といった
単体で主役を張っていたヒーローたちが
初めて一堂に会す作品だ。

「初めまして」の挨拶がなんとも初々しい。
が、そこはマーベル。普通に笑顔で握手しながら
挨拶をするわけがない。
ハルクは半ば拉致られるし、
アイアンマンは「以前アベンジャーズ入りを、
適性がないと断れた」と嫌味を言いながらの加入だった。
(アイアンマン2でそんな件があった。懐かしい話をしている!)
ソーなんかは、登場とともにロキを飛行機から連れ去っていく。
さすが、一筋縄ではいかないメンバーたち。
登場シーンからぶっ飛んでるのがよくわかる。
ちなみに、キャプテンアメリカはもともとS.H.I.E.L.D.の
組織内にいたから派手な登場というワケではない。
(元々優等生だし)
とは言え、お互いの挨拶シーンは初期の作品ならではの光景だ。

ヒーローがこれだけ集まっているだけあって、
バトルシーンは派手で見応えがあった。

しかし映画終盤に敵がわんさか出てくるシーンは
ちょっとダルいと思った。
制作側からすれば一番の見せ場だったと思うのだが、
同じような画を長い時間見せられマンネリ感が否めなかった。
わんさか出てくるのは雑魚キャラたち。
ヒーローたちが延々雑魚を倒すことに終始する。
もう少し敵に中隊長や大隊長みたいなものを作っても
よかったのではないかと思った。

個人的にはヒーロー同士のバトルの方が見応えを感じた。
ほんの一瞬ではあるが、
ソーVSハルク、ソーVSアイアンマンのバトルがある。
それぞれ自分の映画では、自分が最強として描かれている。
その最強同士が互角の戦いをするのだ。
見ていてマンネリするはずがない。
例えば、あれだけの破壊力を持つハルクの攻撃をソーが耐え、
やり返すような場面がある。
そのワンシーンでソーがどれだけ強いかがよく分かる。

ヒーロー同士の掛け合いといえば、
アイアンマンとキャプテンアメリカは、
初対面の時から意見がかみ合っていなかったことに今更気付いた。
「問題への取り組み方」「長官に対する考え方」など
何かと意見が割れる。

やんちゃでクラスの人気者なアイアンマンと
曲がったことが嫌いな生徒会長キャプテンアメリカでは
意見が合わないのは当然かと妙に納得した。
この時からシヴィルウォーを暗示していたのかと思った。

全体的には、相変わらずのマーベルジョークを取り入れつつも、
「平和とは何か」を兵器開発を元に話し合う
真面目な一面もあって
ストーリーにメリハリが合ってよかったように思う。
今思うとキャラ数はこの時がちょうどよかったかな。
今は増えすぎて把握しきれない(笑)

それから最後に。
エンドロール後も忘れずに見てほしい。

Trinity