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この間、SABU監督新作映画蟹工船を観に行きました。
しかし、ここまで酷く描く作品は観たことありません。
私は若いときに原作を読んだ記憶ありますが昨年の蟹工船ブームになっていたので再読しました。1953年山村惣監督の蟹工船も観ました。
リアルでおっさん臭いほど演技が光る重圧感と虐げられた労働者たちが起ちあがるシーンは感動そのものです。
新作ではどうかというと時代無視、どこか懐かしい昭和30年代の日本の面陰を散らす。船内の糞壷はまるで大きな蜂の巣みたい。天井剥がしたようにかなりある配管。作業場にはコンベアを動かす大きい歯車があります。まさにSABU監督らしい演出です。だがお話は原作と違い、飽きれるほど貧乏自慢話や集団自殺?これって誰に観せているのかわかりません。
さすがに途中で帰ると思いました。まあ。最後まで観るのが礼儀でしょう。
前編ではこんな感じで進み、後編にあたりかな?小林多喜二の原作が息吹き返してくるが、行く不明になった二人の漁夫がロシアで救助され、ロシア人たちが踊っている船内で怪しげな中国人が話かけてくる。この台詞は謎説きのようにへんな日本語で説得する場面であるが、笑いさせるところでしょうが私はイライラしてまったわい。戻ってきた二人の漁夫。そのうちのリーダーの漁夫は労働者たちを団結させ、ストライキ突入。要求書を持って浅川監督に渡すのだが、その翌日。駆逐艦の水兵たちに包囲させる?じゃない。
宇宙船のような将軍と一人の水兵でした。突然、浅川監督がリーダーの漁夫の背中にピストルで打ったれてしまう。リーダーの漁夫が叫ぶ。ロシア人や日本人なんて関係ない。みんな、同じ歯車じゃないかと云って死んでいくリーダーの漁夫の役松田龍平くんの演技は素晴らしいかったと思います。
そして、SABU監督も感動したという、彼等は起ち上がった、もう一度というストーリです。だから、前編の方で作業場シーンに労働者の表情のアップ、全体の繰り返しの演出すること。同じアングルではあまりよくない。
蜂の巣のような糞壷シーンも同じアングル。映画なのに舞台を観ている感じ
です。役者の台詞が聞き取りにくいところが多い。映画監督は最低劇作家シェークスピアを読むべし。
蟹工船は優れたプロタリアート文学であり
弱い立場の視点で描いたものです。
映画監督選び方が間違ったのでしょう。
文学的知識を持った職人の映画監督ならば
しっかりした蟹工船の映画になったかもしれません。
SABU監督のようなポップアート表現主義は悪く思わないがかえて自己意識が強くなりがち、これはオリジナル作品だったら良いでしょう。
蟹工船は文学性の高いものであるから、
映画製作担当者は真剣に考える必要ではないでしょうか。

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明日が見えない過酷な労働環境で,
自虐的に悲惨比べをする作業員同士の会話がシュール。
挫折しかけた頃に,作業員の新庄と塩田が行方不明。
「黄泉の国」気配漂うロシア船から反撃色が見えはじめ,鑑賞意欲復活。
背後に絶えず響く蒸気の音が,
沸々と情熱をたぎらせてゆくエネルギーを感じさせ,
停滞しない編集が,立ち止まらない歩みを表現,
それは,やがて疾走感に繋がり,
劇的なクライマックスを迎え,
諦めないエンディングに,
思わず椅子から立ち上がりそうなくらい興奮。
背中押す主題歌とともに,元気が出た。
新庄を演じた松田龍平がハマり役!
クールに現状を把握し,
意味ある言葉を素直に聞く柔軟性を持ち,
リーダーシップで皆を引っ張るカリスマ性ある新庄。
めっちゃ,かっこいい。

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男子の評判は悪いみたいだけど、私的には、期待しないで見た分、結構よかったかも。プロレタリア文学ってことで、原作はちょっと敬遠してたんですが、
映画はわかりやすくて、見やすいかな。
逆に労働者の劣悪環境とか、悲壮感があんまり感じられないってことになるのかもしれないけど、それはそれで、気軽に見れました。