20世紀少年 第2章/最後の希望 : 新作映画評論

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映画

20世紀少年 第2章/最後の希望

劇場公開日 2009年1月31日
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20世紀少年 第2章/最後の希望 1月31日より日劇2ほかにてロードショー

幼稚なファシズムがはびこる中、次世代キャラクターが活躍する第2作

小学生の時に一緒に遊んだ仲間の誰が、カルト教団の教組“ともだち”なのか?という疑問が牽引する人気シリーズの第2作は、前作から15年後の2015年が舞台で、ケンヂの仲間たちは年をとり、次世代キャラクターが活躍する。悪魔のテロリストにされたケンヂの姪のカンナ、彼女の親友で高校生の小泉響子、事件に深入りして命を落とした刑事チョーさんの孫でやはり刑事の蝶野、オッチョと一緒に脱獄した漫画家・角田。観客は、彼らとともに“ともだち”について学習していくことになるのだ。後半のクライマックスでは、人々がスクリーンを埋めつくすいかにも映画らしい見せ場がある。人々が“ともだち”によって簡単に洗脳される幼稚なファシズムが、今の世相を反映しているようでおもしろい。

このシリーズは70年代カルチャーが好きか嫌いで評価が異なる。「ともだちの塔」は70年に開催された万博のシンボル「太陽の塔」のコピーだし、カンナの部屋にも70年代アイテムが並ぶ。さらにサダキヨが小泉響子を連れていく〈ともだち博物館〉には、当時のコミック誌やグッズがあふれていた。それは“ともだち”のルーツでもあるオタク精神を感じる場所で、前作“血の大みそか”に巨大ロボットが出現したことも妙に納得する。懐かしさが凝縮したあの部屋だけは、もうちょっとゆっくり見たかった。

おかむら良

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(C)1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館 (C)2009 映画「20世紀少年」製作委員会

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