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独創的かつ興奮必至のガン・アクションがまず格好いい。心に中学生の頃の自分がいまだに巣食っているボンクラ男子なら、必ず心の刺さる1本だ!
また、男たちの熱き友情にも涙。TVドラマの延長線上でしかない作品があふれる邦画だと、登場するキャラクターは平面的で、ひたすら格好良かったりして、リアリティーがないけれど、ジョニー・トー作品に登場するキャラクターたちは、クールな一面だけではなく、間抜けな面や愛らしい面、そして哀愁がしっかりと描かれているので、とても人間臭いし、素直に感情移入できるのだ。ということで、嘘は言わないから、必ず観ておいた方がいい1本。

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職人なのか作家なのかよくわからないジョニー・トゥーだが、これをみて「この人の本音はここにあるのだな」と得心。映画のテーマは「ミッション 非情の掟」とまったく同じ。ただ、前回は音楽がちゃちくてそこの部分だけ興ざめだった。今回は文句なし。こういう映画がもうちょっと当たるといいけどなあ。

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昨年フィルメックスで鑑賞。われらがジョニー・トーの傑作がようやく公開。
冒頭、石畳の路地に佇むいわくありげな男たちを、スローモーションでゆるやかに捉える移動ショットだけで活劇の血がざわざわ騒ぐ。
続いてアパート内で始まる銃撃戦の演出も絶好調。戸板を遮蔽物に撃ち合う男たちの銃弾によって、蜂の巣になった戸板が蝶番から外れ宙を舞う。スローモーションでくるくると回転し続ける戸板を挟んでなおも撃ち合う男たち。かっちょえー!とかシビれてるとやにわに休戦。さっきまで撃ち合ってた男たちが協力して炊事、配膳、あまつさえ破壊された家具の修繕までして食卓を囲む可笑しさ。
敵味方が食事を共にする様子をコミカルに描いた場面は「ブレイキング・ニュース」にもあったが、和解や平安の描写として実に簡潔だ。「これ以上の切った張ったはお互い無用の血が流れるばかりだしここらで手打ちといこうや(みたいな広東語)」とか台詞を並べずとも、無言で箸を交わさせれば済むのだ。コーヒーカップに沈んでいた空薬莢をぷっと吐き出し一同が笑う場面など、映画史に残る名シーンではないのか。
ざっとこれが導入部。以降はストレート・トゥ・ヘルな破滅と銃弾のオペラへと突き進む。ある時は犯罪映画のクリシェを熱く語り、かと思えば飄々とトンデモ方向へひっくり返すトーさん映画の真骨頂。全てのアクション映画好き必見の傑作。