「甘くないです。この美しさは。」ダイアナの選択 ソウイチさんの映画レビュー(感想・評価)
甘くないです。この美しさは。
人の同一性が心理的な連続性だとすれば、人が究極の場面で自分にとっての善悪を問う対象は自分の記憶だ。
「希望とは想像力である」という言葉。それがどれだけ重いか思い知らされる。だからダイアナの人生は美しく語られる。
希望なんて簡単に口に出せなくなる。絶望と希望の深さは似ているからだ。
途中で、あ、これはやばい、という感じで、やっぱり見事にやられる映画。
美しい人生とは、ただそう言われるだけの不幸で幸せな人生のこと。
勇気づけられます。「ダイアナの選択」とは、「ダイアナの可能性」のことだからです。見るとちょっと得するかもしれません・・・。
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