劇場公開日 2009年1月24日

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「地味ながら味わい深い作品。」レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで yururi74さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5地味ながら味わい深い作品。

2010年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

若い頃の夢や情熱を捨て、家庭を持ち郊外で平凡に生きる夫婦の心の葛藤を、地味ながら丁寧に描いた秀作。

ディカプリオはずいぶん年を重ねているがまだ若さも残していて、今でなければこの役柄を演じられなかっただろうから、タイミングが良かったと思う。

逆にケイトは素晴らしい演技力だがいささか貫禄があり過ぎる気がする。もう少し若さの匂いを残して欲しい気がした。

50年代という設定ながら、主人公2人の心の葛藤を掘り下げて描いているので、時代感をさほど感じさせず、現代にも通じる人間ドラマとして見ることができる。自然光を多用した映像も良い。

yururi74