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娯楽作品ではないが人間をきちんと描いた秀作。日韓を代表するハ・ジョンウと妻夫木聡の演技が素晴らしかった。二人とも役柄の人間に完全になりきっていて、底知れぬ才能と可能性を感じた。

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映画の中に身を投じるように、がっつり集中して観て欲しい映画です。ほぼ全編韓国語ですが、字幕が無くても大丈夫なくらいにキャスト達の感情がドスンと心の中に入ってきて、せつなさ、悲しみ、友情、信頼、愛情など、心に存在する沢山の感情に良い刺激を与えてくれます。観終わったあとの余韻も心地良くてクセになりそうな映画でした。

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人の人生は、家族が基本となって成り立ってるんだなぁって、改めて感じました。育った環境で、人生が変わる。劣悪な環境から抜け出したくても、中々抜け出せない。悲しいけど、負の連鎖ってあるんだよね・・もちろん、抜け出せる人もいるけど・・。
娯楽だと期待しないで見れば、渡辺あやさんの世界観に考えさせられるかも。

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★
妻夫木聡や貫地谷しほりは、いつも通りと言えばいつも通りで、
“チェイサー”とは全く違うちょっとおバカな役を演じた
ハ・ジョンウはちゃんと役作りしていてしっくりくるが、
それ以上に僕は徳永えりのポッチャリに、
眉薄にちょっとショックを受ける。
劇中の言葉を借りれば、バカで、
ヤリ○ンの妹という役の雰囲気は十分出てていいんですけど、
徳永えりファンは濡れ場はないけど、頑張りを観た方がいい。
渡辺あやの独特で繊細な脚本が韓国人監督でどうなるか興味深かったが、
主人公二人が明らかに体格差があるのに互角だったり、ぶつかりあいとか、
韓国映画と言えばハンマーやパイプ椅子をぶん回すような
画をイメージしちゃうけど、
血生臭さはあるにはあるが、その辺が押さえ気味で、
もうちょっとぶつかり合ってもよかったと思わないでもないが、
間の抜けた笑いにクスクスとし、主人公二人の現実と幻想に、
何とも言えない心地よさを感じる。
擬似家族な食卓を見つめるシーンの優しい眼差しや、
“その土曜日、7時58分”のような雰囲気も漂っている、
どうすればいいのか分からず、事はうまく運ばず、
背負っているモノは重くのしかかり、
自分自身がどうしようもなく情けなく、
そんな二人が歌い上げるアジアの純真に、何だか泣けてくる。
★