ウェディング・ベルを鳴らせ!

劇場公開日:

ウェディング・ベルを鳴らせ!

解説

「パパは、出張中!」「アンダーグラウンド」で2度のカンヌ映画祭パルムドールに輝く巨匠エミール・クストリッツァによるラブコメディ。セルビアの農村でのどかに暮らす少年ツァーネは、余命をわずかと悟った祖父との約束を守るため、都会の街へ花嫁探しに出かける。そこでツァーネは、可憐な美女ヤスナに一目ぼれし、あらゆる手でヤスナを振り向かせようとするのだが……。

2007年製作/127分/セルビア・フランス合作
原題:Promets Moi
配給:デスペラード、日活
劇場公開日:2009年4月25日

スタッフ・キャスト

監督
製作
オリビエ・デルボスク
マルク・ミソニエ
マーヤ・クストリッツァ
エミール・クストリッツァ
脚本
エミール・クストリッツァ
ランコ・ボジッチ
原案
ラーデ・マルコビッチ
撮影
ミロラド・グルシツァ
美術
ラドワン・マルコビッチ
編集
スベトリク・ミーチャ・ザイツ
音楽
ストリボル・クストリッツァ
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映画レビュー

3.5【ウンザ!ウンザ!。エミール・クストリッツァ監督が、純朴な少年に次々と降りかかる大騒動をバイタリティいっぱいに描くハッピーコメディ作品。】

2024年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

■セルビアの山奥で暮らす祖父と少年・ツァーネ。
 祖父は隣人の女教師から熱烈な求婚を受けていた。
 ある日ツァーネは、街へ行って牛を売り3つの事
 <1.牛を売って聖ニコラスのイコンを買う事。
  2.好きな土産を買う事。
  3.花嫁を貰う事。>
 を約束するよう祖父に言われ、出かけていくが、そこで女学生のヤスナに一目惚れをしてしまう。

◆感想

・エミール・クストリッツァ監督監督作は、近年のドキュメンタリーも含め、「パパは出張中」以外は鑑賞したと思っていたが、マダマダ未観賞作品があり、楽しく鑑賞。

・エミール・クストリッツァ監督は「アンダーグラウンド」で強烈なメッセージを発した通り、自身を今はなきユーゴスラビア人と呼称している。

<今作は、そんな監督の思いの中、比較的政治的要素の無いコミカル映画になっている。
 だが、監督の持ち味である生命力溢れる作品である。
 少年がヤスナに恋をし、それが実る過程は良かったな。>

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NOBU

3.0ドタバタ

2017年3月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

クストリッツァらしさ溢れるドタバタ劇とジプシー音楽。

表面的には明るく作られているのですが、ラストではやっぱり戦争に対する皮肉と人間への希望が込められてましたね。

結婚式でも銃をぶっぱなす奴らに対して。
『ファシストをやっつけてやる』

音楽の使い方は、やっぱり最高です。

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ミカ

4.5素敵な万能ジジイ

2009年5月15日

笑える

楽しい

興奮

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ぉゃっ

3.5これぞ肉食人種の結婚狂奏曲

2009年5月14日
鑑賞方法:映画館

笑える

破天荒な寓話風のコメディでした。
一見今はやりの婚活コメディのようですが、
実際はエミール・クストリッツァ監督作品ですから
ほんとうは奥の深いメッセージが隠された作品なのでしょう。
でも、私の興味は婚活コメディに向ってしまいました。

たまたまその日
作家の渡辺淳一が「欲情の作法」という本について語っていたのを
TVで見たのですが、
彼のようなおじいさんに、日本人は草食人間だらけだから、
肉食人間になる作法を教えてあげると言われても、ちょっと、ね。
それ以前に、
この映画を見ると、日本人と欧米人には
性に対する根本的な差があるような気がしました。

この映画を見れば、欧米人は肉食獣どころか、猛禽類なのだ
と言う事がイヤと言うほどわかるのです。
だって、この映画の主人公はたかだか12歳だというのに、
もお、嫁さん探しの旅に出るのですから。
そして最後は数歳年上の嫁さんと結ばれるのです、
ご丁寧に漫画チックにではあるけれど、
それを連想させるシーンまであるのですから。
そして、それを誰もが当たり前のことのように、
受け入れているのです。

兎に角元気が出てくる精力剤のような映画です。
萎えた心を奮い立たせる為に、是非観てくださいませ。

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カサキショー