アキレスと亀 なりゆきさんの映画レビュー(感想)

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アキレスと亀

劇場公開日 2008年9月20日
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天才の奇行は凡人には理解が難しい。
投稿日:2008年9月19日
なりゆきさんのレビュー

「世界のキタノ」の最新作。

良くも悪くも「キタノ節炸裂」な感じ。
なので 見た人の意見は二分されそう。
好きな人はすごく好き、そうでない人は「?」かも。

静かな映像の中で物語が淡々を進んで行き、
最後にふっと残るメッセージがある・・・
いかにもフランス人が好きそう・・・(勝手なイメージですが)
カンヌで絶賛というのも 納得です。

もうお分かりかと思いますが、私は「?」の部類の人間。
北野監督の作品はいくつか観ていますが、そのたびに何故か
「?」が残ってしまいます。
多分、自分には監督の真意への理解力や感受性が足りないのだろう。
 
昔に比べて暴力性が陰を潜めた・・・と言われていますが
人がバタバタ死んでいくことには変わりなかったりして・・・。
もしかしたら そこがダメなのかも。

宣伝ツールに
「ひたむきに夢を追いかける夫婦が、幸福になるための
<大切なもの>に気づいたとき、あなたの頬に優しい涙が伝う」
とありましたが、<大切なもの>に気付くのちょっと遅すぎやしませんか?

夫婦の素晴らしさを感じたくて観るのであれば 
「ぐるりのこと。」や「おくりびと」の方が ずっと分かり易く
ダイレクトにココロに来ると思います。

それでも 天才(?)と奥様、そして学生時代の友人達との
ギリギリな実験的芸術活動はバカバカしく、笑えて楽しめたし
柳ゆうれいさんや大森南朋さんの飄々とした演技も良かったです。

永遠の命題 「芸術ってなに?」ってことも 再度考えるきっかけにはなった。

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