大決戦!超ウルトラ8兄弟 かみぃさんの映画レビュー(感想)

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大決戦!超ウルトラ8兄弟

劇場公開日 2008年9月13日
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前作『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』と比較すると
投稿日:2009年10月16日
かみぃさんのレビュー

自ブログより抜粋で。
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 始まってすぐに前作の弱点だった脚本&ドラマパートの演出が大幅に改善されていることがわかる。
 物語的には完全に子供向けだった前作と比べると、かなり大人目線の作品に様変わりし、チープだったドラマパートもほどよく練り込まれ、逆に幼い子供はこの内容についていけないんじゃなかろうかと心配になるほど。
 怪獣たちの登場シーンもパニック状況を現実的に描いており、ウルトラシリーズというより、ゴジラの登場シーンのそれに近い。

 このように作り手側が内容的にも大人の観客にアピールしてきた以上、こちらもそのつもりで批評させてもらうが、今回の作り手は、なぜ明らかに子供向けな内容の前作が大人にも好評だったのかを思い違いしているとしか思えない。
 それは単に昭和ウルトラシリーズのオリジナルキャストが登場したからだけではない。“かつてのウルトラヒーロー”たちが、老いた立場、人生の先輩の立場から若者たち、子供たちへ激励を贈っている姿に、自分もそんな大人、親でありたいと感動したのだ。
 それなのに今回は、ハヤタ(黒部進)たちもダイゴたち同様、自分がウルトラマンであることを忘れてしまっている。彼らが若輩者と同じ立場、目線になってしまっては、“かつてのウルトラヒーロー”が登場する意義がまるでないではないか。

 また、クライマックスの超巨大怪獣登場にしても、前作は大人にも「おおっ」と思わせる意外性のある展開だった。さらに追い打ちをかけるように、タロウ登場のサプライズまであった。
 それなのに今回はどうだ。なんのひねりも感じられない“くっついただけ”の巨大怪獣。でかいだけのラスボス。集中砲火で倒して終わり。面白味のかけらもありゃしない。

 苦言ばかりじゃあれなので付け加えると、前情報でわかった上で観ることができたので、キャストたちの実の親子共演はそれなりに微笑ましい光景であった。
 トンデモな絵空事エピローグは、実は嫌いじゃない。パラレルワールドという設定からしてリアリティとはほど遠い内容なんだし、反リアリティ・メーターをここまで振り切っちゃう思いきりの良さは買う。
 つまりは、良くも悪くもお祭り映画。

 ただ、前作はウルトラマンメビウスを知らなくても楽しめたが、今回はティガ、ダイナ、ガイアの小ネタがわからないと楽しみどころが少ないように思う。

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