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原作は、ピューリッツァー賞作家・ミルハウザーの短編小説集『バーナム博物館』に収められた『幻影師、アイゼンハイム』。
だが原作といっても、登場人物名と19世紀ウィーンという舞台、主人公アイゼンハイムの奇術ショーの数々のみを材料に大胆にアレンジされた別作品になっている。
そもそもミルハウザーには懐古主義で幻想・博覧気質の強いマニアックな作品が多く、原作も同様、アイゼンハイムが繰り出す奇術のみが幻想的に淡々と描かれている。
映画の中核となる階級社会を背景に繰り広げられる人物模様とラブストーリーは、監督・脚本のニール・バーガーの手によるものだ。
宝塚でもお馴染みのミュージカル『エリザベート』ファンの方には是非観て欲しいところだが、美貌の令嬢を王妃に迎え入れてハンガリー民衆の支持を得ようとする政略結婚や、王に反旗を翻した皇太子の悲しい顛末など、19世紀オーストリア王朝の物語に造詣のある方には思わずニヤリとさせられる設定がチラホラ登場する。
同じ19世紀の奇術師をテーマにしたクリストファー・ノーラン監督作品『プレステージ』が奇術師同士の対決とトリック解明に焦点を当てていたのに対し、本作では奇術のトリックはほとんど明かされることはない。奇術師が提示する“幻想”のタネはただ想像するのみであるべき、というポリシーが通されているのが、鑑賞後の余韻とすがすがしさを生み出しているように感じた。
原作とは異なる物語だが、ニール・バーガーのセンスが光る良作に仕上がっている。
トリック解明や二転三転のサプライズを期待していると肩透かしをくらうのであろう、ネットでレビューを検索すると本作の評価が大きく二分しているのが見て取れる。
そんな中、評価が一致していたのが、天才奇術師アイゼンハイムと皇太子に挟まれて葛藤する警部を演じたポール・ジアマッティの名演。
アイゼンハイムを演じたエドワード・ノートンのシリアスな演技と数々のイリュージョン(指先をつかったマジックをかなり練習した?)も見ものだが、本作の要所要所がポール・ジアマッティの演技によって支えられていることは間違いない。

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正月に借りたDVDで、この映画の宣伝が気になり、正月最後として観ました(一日何本観てるんだ(汗))。
オーストリアの宮廷時代を舞台に繰り広げられる、身分の違う二人の哀れな恋物語と幻影師の男による復讐物語。何も知らない人にこの映画を表現するとしたら、こう言うのが一番無難だと思います。(もちろん、映画自体にしかけはあります。)
女性がすごく好みそうな作品。
とくにラストで泣く人いるんじゃないかな。とても美しいエンディングです。
でも、ここでオチを書けませんが、わたくしとしてはただ一言。悪役の皇太子さんかわいそー。もう少し配慮してほしかった。あのオチでB+がなくなりました。
エドワード・ノートンはやはりいい俳優さんです。そして皇太子演じた俳優さんは、どこから見ても嫌な人そうで、そう言った意味で好演だったと思います。

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「幻影師」=げんえいし、って読むんですね。
でも、こんな言葉辞書にはありません、造語です。
普通に言えばマジシャンのことです。
さて、お嬢様のソフィと平民の子アイゼンハイムは
幼友達で、ソフィーの方がお熱ですが、
時代柄二人の仲は引き裂かれ、彼は諸国を流浪
十年以上の歳月を経て、ウィーンへ戻ってきました。
有名な幻影師となった彼のもとへ再びソフィが現れるのですが
彼女は皇太子の婚約者です。
この恋を実らせる為に、アイゼンハイムは策を練ります。
幼い時もそうでしたが
ソフィがアイゼンハイムにつきまとう事によって、
彼の身が危なくなるのです。
彼のような能力を持っていたとしても、危ないのです。
事実、幼い時には大人の手によって蹂躙されたのですから。
成人した身となっては、殺されるかも、と思わされました。
彼はクールな感じなので、
どうしてもソフィの一方的な恋愛感情のように思えました。
そんなソフィをジェシカ・ビールが演じるわけですが、
ちょっと役不足と思うのは、私の好みのせいでしょうか。
でも、単なる恋愛ものではなく、
サスペンス仕立てになっている御蔭で
興味が尽きません。
特に、ポール・ジアマッティの警部役が素敵なのです。
野心家でありながら分をわきまえ、
人間として立派な役をしていて
とてもいい味出していました。
そして、お人よしで、見事アイゼンに引っ掛けられちゃって
利用されてしまいます。
まるで、ルパン三世の銭形警部の役のようでした。
アイゼンの役にはノートンの甘い顔がぴったりでした。

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19世紀末のウィーンで素晴らしいイリュージョンを披露し、
大衆を魅了していた幻影師アイゼンハイム(エドワード・ノートン)は、
舞台上で皇太子(ルーファス・シーウェル)の婚約者という女性、
そして幼なじみであり、かつて恋に落ち、身分違いのために引き裂かれた
女性ソフィ(ジェシカ・ビール)と再会する。
当時の文化なり衣装が丁寧に再現されているようで、
そこで展開される幻想的でもあるラブストーリーの、主人公の一途な愛と、
復讐物語にリアルさを与えている。
対決を、ラストを前面に押し出していたプレステージとは同じ様な題材で、
同じ様な雰囲気ではあるが、こちらの方が好みではある。
アイゼンハイムが行うイリュージョンは、
完全CGの説明なしで、そこが腑に落ちないと思うか、面白いと思うか。
ラストシーンでも同じ様に、それではおかしいだろうと思うかもしれない。
魅せ方として分かりやすく出来ないことはないかもしれないが、
この作品はそれでいいのだと思う。
ただプレステージと同じ様に分かってしまったのは確かです。

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ひっさびさにE・ノートンを観た気がします。
まったく変わってないな~このヒト☆容姿も演技も。
今回も名演?怪演?にて観る者を翻弄してくれます^^;
いわゆる、イリュージョンモノには違いないですが、
昨今で記憶に残る「プレステージ」とはだいぶ違う~。
平たく言えばどちらも復讐劇にはなるんだけれど、
鮮やかさ!プラス…ニンマリできるロマンも欲しい(爆)
観客は、P・ジアマッティ演じるウール警部と一緒に、
その経過を辿るわけですね…。観終わってから納得。。
だいたい「幻影師」ってなんぞや??だったんですが、
なんか昔よくTVで観た気がしますね~。あの、霊媒師?
みたいな人が、自分の横に煙みたいに霊を出しちゃうの。
えぇっ!?と観ているこっちはビックリなんですけど、
あれは…何だったんだろう?今思うと。イリュージョン?
もしそれがホンモノだったら、この映画だって題名が
幻影師じゃなくて霊媒師、ですもんねぇ(爆)って話それた^^;
もともとは子供時分に、身分違いの恋に身を焦がした二人、
偶然に出逢ってまた、恋に落ちてしまう…(といいますか)
彼女は、いわゆる政略結婚をさせられる運命なもんですから。
彼に助けを請いたいワケですね…。で、彼がどうするか。
ネタばれ厳禁映画ですので(爆)このくらいにしておきます。
最後のオチのつけ方を、おぉ見事~!!だと思うか、
うぅ~ん?チト分かりづらいかも。。と思うかは其々かと。
どうあれ、演技派たちの競演がスゴイ!ので飽きません。
(ノートン氏、発音もなかなか。皇太子、上手いうえ怖すぎ^^;)

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<ストーリー>
エドゥアルドはある日奇術師に出会い、その魅力に取り付かれ、自らも奇術をすることに夢中になる。そんな彼に公爵令嬢のソフィは心惹かれるが、身分の違いから彼らの仲は引き裂かれてしまう。
それから15年、幻影師として人気を博し、アイゼンハイムと名乗っていたエドゥアルドのイリュージョンに、ソフィが来ているのを見つけた彼は、彼女にイリュージョンに参加してもらうために舞台に上げる。ソフィも彼がエドゥアルドであることに気付くが、今は彼女は皇太子の婚約者の身で、政略結婚させる運命にあった。
それでもお互いを思い続けていた二人は密会を重ねるが、アイゼンハイムの人気とそのイリュージョンの種を解けなかった苛立ちから、皇太子は警部に彼を監視させ、その密会場面を警部は目撃し皇太子に伝えられる。酔っ払ってソフィを問い詰める皇太子に、ソフィはついに別れを決意し、屋敷を出て行こうとする。彼女を追う皇太子。その後ぐったりしながら馬に乗って屋敷を出たソフィだったが、翌日変死体で発見されてしまう。
<個人的戯言>
【♪レ~ジ~メ~♪】
マイミクの天羽鈴さん、ケスさんのお薦めということで鑑賞。
ありがとうごさいます!やられました!この感じ、初めてかも。
実は一旦途中で「全てはイリュージョン?」(by 引田天功・・・そんなことは言ってませんが、例の「ハリウッド俳優」との結婚問題等・・・「人生、これイリュージョン」という感じなので)とか思ったのですが、
ストーリーはどちらかというと、映像・音楽・ストーリー展開等、古典的で様式美を追求したような世界観で、それはそれで嫌いじゃないので、このまま「王道」な感じで終わっていくんだろうなあと思っていましたが・・・
最後は警部役のポール・ジアマッティと同じ気持ちです。騙されたけど「気持てぃ~っ!」by GG佐藤(埼玉西武ライオンズ)
【ぐだぐだ独り言詳細】
まずはそのイリュージョン・シーンに魅せられます。
もちろんかなり「♪ありえない♪」感じの連続ですが、ここは
トリックを見破るという欲求よりも、
その美しさにひたすら酔いたいところです。
エドワード・ノートンが
ポーカー・フェイスなんだけど、
その立ち姿も含め、
さらっとやってのける感が超かっこいい!
そしてストーリーは、かつて身分の格差で引き裂かれた二人の再会が波紋を呼ぶ展開で、
この辺りで私自身はかなり「イリュージョン」の匂いを感じていましたが、決定的事件が起こり、展開としてはむしろ古典的な方向へと向かいます。
神秘的な映像や重厚な音楽で淡々と進めてられて、
しっかりとした「王道」の前世紀的世界観が全体を支配し、
個人的にもそういうのも嫌いじゃないので、むしろそれをしっかり楽しもうという心構えで観ていました。
事件が一段落して、もう一展開あるのはわかりましたが・・・
やられました!とにかくこれ以上は書けるわけありません。とにかく「やられた!」でも悔しいとかそういうのではなく、むしろ
「よくぞ騙してくれた!」
という感じで、ラストの警部のほくそ笑む顔が、たぶんほとんど観客もそうなっていたと思います。
気持ちよく騙されたい人、寄っといで!

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地味な作品ながら、脚本もとても凝っていて、ラストが爽快だったし、俳優もとても熱演していて、役柄にぴったりなところもよかったです。もっと口コミでヒットしていてもおかしくない作品なのに、宣伝していないところが残念です

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試写会
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もしや?と予測していたラストではありましたが、
「ロミオ&ジュリエットの計画大成功バージョン」を
見た感があって、大満足でした^^
職務とは裏腹の出世条件と、国の命運との狭間で
苦しみながらも、捜査へのプライドを捨てない警部を
演じたポール・ジアマッティが素晴らしかったです。
ラストでジアマッティが見せる、会心の、満面の笑顔が、
この映画のすべてを包み込んでいたと思います。