ゲットスマート : 新作映画評論

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ゲットスマート

劇場公開日 2008年10月11日
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ゲットスマート 10月11日より新宿ピカデリーほかにてロードショー

スティーブ・カレルの微妙なさじ加減が最高にスマート

画像1(C)2008 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED[拡大画像]

大人にも子供にも宇宙人にも見えるスティーブ・カレルがちょっと可愛くてとってもおかしい。几帳面かつ真面目な彼のボケ演技は、穴だらけの障子をぴったり閉めているようなもの。そのプッと噴き出したくなるニュアンスこそ「ゲットスマート」のスピリットだ。自分は諜報部員としても男としても最高にイケてると勘違いしているスマートが、成功間違いなしと突撃してあえなくコケる。その心づもりと結果のズレで笑わせるには、カレルの生真面目な表情が必要不可欠条件なのだ。もしこのキャラを二枚目俳優が演ったらキザで傲慢だし、熱演俳優が演ったらうるさいだけ。すました顔でナナメにはずれたバカをやるカレルの微妙なさじ加減が最高にスマートなのだ。

相棒エージェントのアン・ハサウェイが全身整形美女という設定も楽しい。2人が最新エージェント小道具を自慢しあうシーンの掛け合いも呼吸ピッタリ。電話ボックスが秘密のエレベーターだったり、地下通路の自動ドアがギャグのタネだったり、テレビ・シリーズのアイデアがそのまま生かされているのも嬉しい。秘密諜報部VS悪漢のドラマはほんのさわりだけ。シチュエーションで笑わせる構成がメル・ブルックスらしくて、その世界の小ささにも笑えた。

森山京子

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(C)2008 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

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