モンゴルのレビュー

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モンゴル

劇場公開日 2008年4月5日
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カサキショーさんの画像


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投稿日:2008年11月9日
カサキショーさんのレビュー

浅野忠信主演のチンギスハーンの物語。
この作品でのテムジンの描き方は
かなり独特だと思った。
こんな描き方も、ありだ、と。
何度も挫折を繰り返しながらも、
不屈の精神で立ち上がってくる、
信念の人という観点で、
テムジンを描いていた。
事実はどうだったのかはわからないが、
冒険的な描き方であることは確かである。

そして面白かったのが、
この時代の女、子供の描き方である。
まるで戦利品の一部なのだ。
戦争に負けると妻を奪われ、
勝った時に取り戻す。
ついでにお腹の中にいる子供も一緒に付いて来るのだ。
その子の父親は誰なのかはわからない。
それを当たり前のように受け止める。

「蒼き狼」でも
テムジンの妻は一度奪われ
取り戻した時には妊娠していたから
これは公然の事実なのだろう。

それとテムジンが
何故あれほどの帝国を作る事が出来たかと
いうことを描いていた。
この時代には珍しく
彼の政治は民主的だったようだ。
その最たる事が富の分配方法で、
彼等の時代では親分の総取りだったのを、
テムジンはかなり部下へ別けてあげていたようだ。
もしかしたらそれが
彼の人気の秘密だったのかも知れない。

「蒼き狼」では、
妻が奪われ、取り戻した時には妊娠していたので、
血の繋がらない子供を受け入れる事が出来ない、
苦悩に焦点を当ていたが、
それは日本人的な感覚であり、
この作品を観たら、
そんなことに悩みを持つような
余裕など全然無い時代だった事が
よくわかった。

そんな歴史のお勉強をさせてもらいました。

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投稿日:2008年10月1日
shimoさんのレビュー
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dobubobaさんの画像


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投稿日:2008年7月14日
dobubobaさんのレビュー

浅野忠信主演のカザフスタン映画、オスカー外国語映画賞ノミネートの映画見てきました。

ジンギスカンのモンゴル征服までの映画ですが、正直、内容は途中間延びして何度か睡魔に襲われてしまいました。知らなかったんですが、こんなに何度も拘束されてしまっていたんですね。拘束期間を見せられてもなー、と思っちゃいました。でも、彼の決して順風ではない征服への道を垣間見ることができて、人間、信念をもって突き進むって大事なんですね、と考えさせられました。

それにしても、浅野忠信の演技というかモンゴル語がまじで普通で、アメリカ人の友人にあれ日本人だよといってもいつまでも信じてもらえないくらいはまっていました。やっぱすごいです浅野忠信。ちなみに彼の映画では「鮫肌男と桃尻女」が一番好きですが・・・。それと関係ありませんが、ジンギスカンの幼少期の少年がレッドソックスの松坂に似ていました。宿敵の「兄弟」の幼少期は朝青龍に似ていました。ジンギスカンには1600万人の子孫がいるといいますからね。

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投稿日:2008年6月12日
シンコさんのレビュー

 
 12世紀モンゴル統一を果たしたチンギス・ハーン(テムジン)の、壮大な“叙情詩”です。
 昨年日本でもチンギス・ハーンの一代記を描いた、角川春樹制作の「蒼き狼」がありましたが、ロシア人監督セルゲイ・ボドロフの手による「モンゴル」は、比べ物にならない深遠な作品を作り上げました。

 人間描写の重厚さ,映像の荘厳さ,音楽の脈動、言葉にならない表現から、作品の奥行きが伝わってきます。
 作者の人格的な深みが、それらに現れるのです。

 絵画,音楽,舞踊など、言葉以外による芸術でも、作者の思想,経験,人間観などが、否応なく表出されるわけです。
 もちろんそこに技術(表現力)が伴いますが、技術とは実は作者の世界観そのものに他なりません。

 「蒼き狼」の出演者は反町隆史、菊川怜ら日本人で、セリフも日本語ですが、「モンゴル」は全編モンゴル語で、役者もモンゴル人や中国人などです。
 目のぱっちりした現代的な美形ではなく、いかにも12世紀のモンゴル人顔をした俳優陣が、リアリティある重みを感じさせてくれます。

 アジア人役者の中から主役に抜擢された浅野忠信は、テムジンのカリスマ性を見事に体現していました。
 モンゴル語のセリフを習得し、乗馬やモンゴルの殺陣も自ら演じています。

 「蒼き狼」では、テムジンの幼少期から国家統一までの史実やドラマを、分かりやすく描いていたのに対し、
 「モンゴル」はそれらを大幅に省略した分、テムジンの精神的な世界を表現していました。

 テムジンの生涯には空白の期間があります。
 ボドロフ監督は、その間彼は投獄されていたのではないかという説を取り入れ、映画の重要な部分に据えています。

 獄中でテムジンは修行僧のように瞑想を深め、国家統一のための哲学を確立していったといいます。
 まるで石仏のようなメイクと、浅野忠信の存在感は印象的でした。

 勇猛さと慈愛を併せ持ち、独創的で自由な人間・テムジンを描き出した大作は、アカデミー外国語映画賞候補作です。
 

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投稿日:2008年4月20日
seanさんのレビュー
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cinemax1957さんの画像


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投稿日:2008年4月18日
cinemax1957さんのレビュー

 映画の題名がチンギス・ハーンではなく、モンゴルなのはなぜか。単なる好戦的な夷狄と思われていたモンゴル民族の人間像を捉えなおしたかったではないだろうか。
 過酷な少年から青年期を生き抜いたテムジンは、皆が従う掟がない限り無駄な戦い、無駄な死が続くと考えた。女子供は殺さない、ハーンには絶対に従うなどの掟に従わせるべく闘いを続ける。
 義兄弟の契りの義理の深さ、夫と妻の信頼の深さ、公平さ、不屈の闘志が主人公の人間性を深め、勇者としての名声に加え、指導者として従うものも増えていく。彼の掟はそうした生き方から導き出されたものであった。
 抑えた台詞と動きの少ないシーンが多く、少々わかりにくくじれったく感じるところもある。しかし、モンゴル民族の魂を高め一つにまとめあげた、彼の精神性の高さ、太さを感じることができた。

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投稿日:2008年4月11日
TOKUSHIさんのレビュー

チンギスハーンの軌跡を描いた作品。

全編モンゴル語で浅野忠信もモンゴル語で名演をしている。

壮大な草原を駆けて、生きたチンギスハンの人生を幼少時代から振り返る。
淡々とした作品だが、メリハリがはっきりしていて、テンポよく飽きずに2時間、映画の世界に引き込まれていた。

ただ映画ということもあり、チンギスハンの一生をきちんと最後まで描ききれていないのは残念。

しかし、最後まで、じっくり観れる映画であった。

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投稿日:2008年4月8日
AKIRAさんのレビュー

日常茶飯事の略奪,
古くからの因習に縛られたモンゴルに変化をもたらす,
まるで異邦人のようなテムジン(後のチンギス・ハーン),
優しさと愛情に裏打ちされた不屈の闘志を抱く男を,
浅野忠信さんが人間味とカリスマ性をもって見事に体現。

一目惚れ,一途な愛の強さ,
太い絆を持つ奥さんのボルテ,
新旧対比,表裏一体のようにテムジンと対を成すジャムカ。

主人公像を盛り上げて形成させた
脇の二人の存在感も印象に残る。

要所が駆け足で展開が早いせいで,
おざなりになっている細かい部分が残念であるものの,
伝説もののファンタジー,
あるいは西部劇を観ている気にさせるドラマは,
なかなかに見応えがありました。

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投稿日:2008年4月6日
hanaさんのレビュー
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投稿日:2008年4月1日
てぃちさんのレビュー

後にチンギルハーンとなるテムジンを演じる浅野忠信がとにかく名演技です。
血や汚いものが嫌な人にはお勧めできませんが、着ている毛皮や剣、食べ物などがかなりリアルです。またモンゴルの大草原は常に描かれているわけですが、その広さには圧倒されます。

惜しくも受賞は逃しましたが、アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされたことで話題になった本作ですが、だからといって身構えて観るような映画ではないと思います。
それよりも、モンゴル人のように人を殺して復讐する考え方はアリかナシか?など、モンゴル人の文化や風習がよくわかる映画なだけに、日本人であることを考えさせられると思います。

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