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モンゴル
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浅野忠信主演のカザフスタン映画、オスカー外国語映画賞ノミネートの映画見てきました。
ジンギスカンのモンゴル征服までの映画ですが、正直、内容は途中間延びして何度か睡魔に襲われてしまいました。知らなかったんですが、こんなに何度も拘束されてしまっていたんですね。拘束期間を見せられてもなー、と思っちゃいました。でも、彼の決して順風ではない征服への道を垣間見ることができて、人間、信念をもって突き進むって大事なんですね、と考えさせられました。
それにしても、浅野忠信の演技というかモンゴル語がまじで普通で、アメリカ人の友人にあれ日本人だよといってもいつまでも信じてもらえないくらいはまっていました。やっぱすごいです浅野忠信。ちなみに彼の映画では「鮫肌男と桃尻女」が一番好きですが・・・。それと関係ありませんが、ジンギスカンの幼少期の少年がレッドソックスの松坂に似ていました。宿敵の「兄弟」の幼少期は朝青龍に似ていました。ジンギスカンには1600万人の子孫がいるといいますからね。
12世紀モンゴル統一を果たしたチンギス・ハーン(テムジン)の、壮大な“叙情詩”です。
昨年日本でもチンギス・ハーンの一代記を描いた、角川春樹制作の「蒼き狼」がありましたが、ロシア人監督セルゲイ・ボドロフの手による「モンゴル」は、比べ物にならない深遠な作品を作り上げました。
人間描写の重厚さ,映像の荘厳さ,音楽の脈動、言葉にならない表現から、作品の奥行きが伝わってきます。
作者の人格的な深みが、それらに現れるのです。
絵画,音楽,舞踊など、言葉以外による芸術でも、作者の思想,経験,人間観などが、否応なく表出されるわけです。
もちろんそこに技術(表現力)が伴いますが、技術とは実は作者の世界観そのものに他なりません。
「蒼き狼」の出演者は反町隆史、菊川怜ら日本人で、セリフも日本語ですが、「モンゴル」は全編モンゴル語で、役者もモンゴル人や中国人などです。
目のぱっちりした現代的な美形ではなく、いかにも12世紀のモンゴル人顔をした俳優陣が、リアリティある重みを感じさせてくれます。
アジア人役者の中から主役に抜擢された浅野忠信は、テムジンのカリスマ性を見事に体現していました。
モンゴル語のセリフを習得し、乗馬やモンゴルの殺陣も自ら演じています。
「蒼き狼」では、テムジンの幼少期から国家統一までの史実やドラマを、分かりやすく描いていたのに対し、
「モンゴル」はそれらを大幅に省略した分、テムジンの精神的な世界を表現していました。
テムジンの生涯には空白の期間があります。
ボドロフ監督は、その間彼は投獄されていたのではないかという説を取り入れ、映画の重要な部分に据えています。
獄中でテムジンは修行僧のように瞑想を深め、国家統一のための哲学を確立していったといいます。
まるで石仏のようなメイクと、浅野忠信の存在感は印象的でした。
勇猛さと慈愛を併せ持ち、独創的で自由な人間・テムジンを描き出した大作は、アカデミー外国語映画賞候補作です。
映画の題名がチンギス・ハーンではなく、モンゴルなのはなぜか。単なる好戦的な夷狄と思われていたモンゴル民族の人間像を捉えなおしたかったではないだろうか。
過酷な少年から青年期を生き抜いたテムジンは、皆が従う掟がない限り無駄な戦い、無駄な死が続くと考えた。女子供は殺さない、ハーンには絶対に従うなどの掟に従わせるべく闘いを続ける。
義兄弟の契りの義理の深さ、夫と妻の信頼の深さ、公平さ、不屈の闘志が主人公の人間性を深め、勇者としての名声に加え、指導者として従うものも増えていく。彼の掟はそうした生き方から導き出されたものであった。
抑えた台詞と動きの少ないシーンが多く、少々わかりにくくじれったく感じるところもある。しかし、モンゴル民族の魂を高め一つにまとめあげた、彼の精神性の高さ、太さを感じることができた。
チンギスハーンの軌跡を描いた作品。
全編モンゴル語で浅野忠信もモンゴル語で名演をしている。
壮大な草原を駆けて、生きたチンギスハンの人生を幼少時代から振り返る。
淡々とした作品だが、メリハリがはっきりしていて、テンポよく飽きずに2時間、映画の世界に引き込まれていた。
ただ映画ということもあり、チンギスハンの一生をきちんと最後まで描ききれていないのは残念。
しかし、最後まで、じっくり観れる映画であった。
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