ぐるりのこと。 マージョさんの映画レビュー(感想)

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ぐるりのこと。

劇場公開日 2008年6月7日
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ぐるりと十年 まわり道
投稿日:2009年8月28日
マージョさんのレビュー

DVDを借りてまた観た。夏だからというのもある。木村多江の 暑そうながら心地良さげな夏のシーンが 印象的だし。
08年邦画の話題をさらった 法廷画家の夫と鬱病の妻の十年の軌跡。
実体験で恐縮だが昔 親友が鬱病になった。堂々巡りの自己否定を繰り返し 時にはこちらに矛先が向く。励ましは禁句だから かける言葉が見つからず 私もへとへと。
そんな彼女が結婚を決めた時 内心危ぶんだ。紹介された彼の第一印象は『大丈夫か この人』…へらへらしちゃって彼女を支えられるの?
去年この映画に出会い 驚いた。親友の夫は リリーフランキー演じるカナオっぽい。
鬱病のみならず 夫婦の間に本音のやりとりは基本だ。でも 心をうまく言葉にできないなら どうしたら良いのだろう。
絵を描く。放置された米を黙ってとぐ。涙をぬぐい鼻をかませてやる。世界の中心で愛を叫ばないし 難しい専門用語もない。動物同士の毛繕いにも似た その触れ合い。
十年の回り道を経て日本は不穏に 映画の夫婦は静かな暮らしに戻る。しかし どこかが確かに変わったのだ。相変わらず平凡でお金もないけれど たぶん良い方に。
私の親友は今や元気いっぱい。先日 一家ぐるみで遊んだ。そういえば彼ら夫婦も もうすぐ結婚十周年じゃなかったかな。
『ぐるり』を再び観たくなったのは 十年前の自分の節穴な目のことを 密かに二人に謝りたかったからかもしれない。

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DVD・ブルーレイ:ぐるりのこと。

ぐるりのこと。[VPBT-15449][DVD]
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【画像提供:ぐるぐる王国】
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