ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 かみぃさんの映画レビュー(感想)

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映画

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

劇場公開日 2009年6月27日
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“ぼかぼか”させられた快作
投稿日:2009年10月17日
かみぃさんのレビュー

自ブログより抜粋で。
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 前作“序”編では断片的で恐ろしく性急な展開ゆえに再編集リメイク臭さがぬぐえなかったが、この新作は新劇場版しか知らない自分のような新参者でも違和感なく楽しめるエンターテイメント作品として完成されており、とても次回作への“つなぎ”などと軽はずみなことは言えない怒濤のクライマックスに圧倒させられた。

 冒頭から新キャラクターである真希波・マリ・イラストリアス(声/坂本真綾)が新型エヴァ・仮設5号機に乗って大暴れし、新劇場版がいよいよ旧シリーズと一線を画すことをアピールする。
 旧シリーズに詳しくないので細かくはわからないが、テレビシリーズの再編集リメイクだった“序”編とは違い、ある程度旧シリーズを踏襲しつつも、かなり違う印象を受ける新しい物語として再構築されている。

 美しくスケールの大きな絵作りに感嘆し、次回作“Q”編へ繋がるであろう謎の数々が想像力をかき立て、ロボットアニメ映画として申し分のないアクションに次ぐアクションに大興奮。エヴァパイロットとして使徒との闘いを強いられながらも普通に学校に通う子供たちの恋模様も微笑ましい。
 中弛みを感じることが一切なく、密度の濃い展開で上映時間がたった108分とは思えなかったほどだ。
 “序”編で感じた、とにかく駆け足な展開とは違って緩急のさじ加減もほどよいあんばいで置いていかれることもない。
 ネタバレは避けるが、すでに完成された世界観に新たに放り込まれた新キャラとの絡みや旧シリーズとは巧みに変えてきた展開にも無理を感じさせないで、うまいこと上映時間内にまとめたなと思う。

 “序”編のクライマックスでも、圧倒的な力を顕示した第6使徒との決戦・ヤシマ作戦に燃えたものだが、今作のクライマックスはさらにその上をいく。
 とても勝てそうにない今作でのラスボス使徒との対決は、その迫力に“燃える”ばかりでなく、感動的な大団円となっていて、まさかロボットアニメで泣かされるとは。

 “燃える”といえば、お約束の“萌え”要素も満載で、そういう意味でもマニアの期待を裏切らない。
 前作では出番のなかったアスカ(声/宮村優子)はもちろんのこと、新キャラ・マリのサービス旺盛ぶりも負けていないですから。

 難点としては時折挟まれる誰でも知っているであろう唱歌や懐メロが直球過ぎて少々あざといかなと感じたぐらいか。
 多くのファンから過度の期待をされていたであろう本作を、これほどのクオリティで“続き物”としての枠を越えた一本の映画として成立させたことを賞賛したい。

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