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すばらしいの一言
投稿日:2009年4月30日
シジルさんのレビュー
生き物は致死率100%。
普段忘れているそれを思い出させてくれる映画です。
身近な人が亡くなった経験をした人は多いでしょう。
この映画を見て、多くの人が泣いただろうけど、
それは安易な同情からというよりは、各々の人についてまわる
死の記憶を呼び起こすからではないだろうか、ということを
劇場で見たときつくづく思いました。
私がこの映画を見に行った日は年配の方が多く、
場内から聴こえるすすり泣きもまたとても多かったから。
私は冒頭のシーンで、
祖母のやすらかな突然の死と、祖父の長引いた疲弊した死を思い出し、
最初から泣きっぱなしでした。その後も何度泣いたか。
それは悲しいというよりは、その悲しみを包み込んでくれるような、
映画の音楽にもキャストにも筋書きにも現れている、
全体からかもし出される大きな優しさに打ちのめされての涙でした。
10年前なら単館上映で終わっていた映画ではないでしょうか。
死のテーマをすんなり世間が受け入れ、皆が深く考える、
そういう時代になったのですね。
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