アイム・ノット・ゼアのレビュー

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映画

アイム・ノット・ゼア

劇場公開日 2008年4月26日
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あんゆ~るさんの画像


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寝られる!
鑑賞手段
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PCから投稿
投稿日:2009年1月5日
あんゆ~るさんのレビュー

ボブ・ディランという人は、謎が深いというか、理解しにくい人です。わたくし自身、この人の魔力に取りつかれ自伝やら評論書やらドキュメンタリーやら2年くらい使って研究しました。自前の浅はかな解釈でいうと、この人は時代を笑い声とともに闊歩した道化師であり、今でも生きているのは卓越したユーモアのセンスがあったから。

この人を理解しだすと人生そのものが楽になるので、興味があるお方はかじるのでなく、踏み込んでみる事をお勧めします。この人に対するわたくしの感情は、愛そのものだと思います(笑)。

さて、本作はそんな謎の人物ディランを6人の俳優を使って描いた野心作です。時系列どおりに描くのでなく、監督のユニークな世界観で詩的に映画は進行していきます。ケイト・ブランシェット演じるディランは特に良く、女性なのに似てさえいる。

ただ、ディランのシュールな詩の世界どおりに映画を作ろうとしたのはいいですが、いかんせん長すぎます。これだけの難解な展開では、よっぽどのディラン信者じゃないとついてこないでしょう。

ゴダールを思わせるシュールさですが、ゴダールは映画を短くまとめた。そこに彼の意味不明な魔力があったのでついていけたのです。トッド・ヘインズ監督にはゴダールほどの魔力はありません。そこに2時間以上もやられると、寝るなと言われても無理な話です。

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jack0001さんの画像


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知的!
難しい!
寝られる!
鑑賞手段
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PCから投稿
投稿日:2008年9月25日
jack0001さんのレビュー

和洋様々なアーティストに多大な影響を及ぼす偉大なる現役、ボブ・ディラン:Bob Dylan。
早くも彼をモデルにした伝記的映画「アイム・ノット・ゼア:I'm not There」が誕生した。
当人もこの出来栄えに満足し公認としている。
興味深いのは、一人のモデルケースを時代や設定によって6人の俳優に演じさせるという、その前代未聞な発想だ。
何も一人の人物をわざわざ6人で演じる遠回りさが必要か?疑問に思いつつ観始めると、次第にその演出の巧妙さを知る。
リチャード・ギア、クリスチャン・ベイル(この二人、もっともディランとはかけ離れたタイプだ)先日他界してしまった「ブロークバック・マウンテン」のヒース・レジャー(2008年1月22日、マンハッタンの自宅にて薬の併用・過剰摂取による急性薬物中毒による事故死)等の豪華キャストが、各々独自な切り口でディラン節を披露している。
それだけ、ボブ・ディランというアーティストの刻んだ時代の膨大さ、懐の深さは、ポピュラー音楽史の断片そのものに匹敵するのだな・・・と感慨深くなる。
彼らの殆どは、当人を素のまま演じる意識ではなく、ディラン的フィルターを通した別人格を作り上げている。
6人の場面が独立した構図から始まり、それらに付随したノンフィクションと架空の設定が上手くブレンドされ、次第にストーリーが結合されていく。
何とも不思議な居心地になる。

正直に言うならば、この映画を観る前には予備知識を心得ておかないと、ついていけなくなるかもしれない。
単なる娯楽感覚やデートのつもりで、軽く映画鑑賞などでも・・・という発想で劇場に足を運ぶと、期待はずれなまま帰宅することになるだろう。
設定や役柄がバラバラな上、時制を無視したシーンが細かく交差していく描写は、やや混乱を招く。
例えば「プロテスト・フォーク」が何なのか?リチャード・ギアがビリー・ザ・キッド?そもそもビリー・ザ・キッドって誰?オートバイ事故って?・・・etc.
実は、ボブ・ディラン愛聴家にとって基本的な事柄こそが、普通の鑑賞者(つまりディランを知らないごく普通な人という意味)を、最も難解な世界に導く原因になり得るのだ。
なのでここは一つの提案として言っておきたい。
少なくともディラン作品を一度聴いてから観るといい。
DVDや書籍でも何でもいい、現代最も崇高な音楽家への興味を!
そこで初めて相乗効果が出るだろう。
*後から調べるのもいいが、その行為はむしろディランを知っている人間のほうがしっくり来る気がする。

するとその厄介なストーリーの中に、光輝く存在感を放ったひとりの役者に注目できるはず。
ジュードというロックスターを演じたケイト・ブランシェット:Cate Blanchettの見事な扮装ぶりだ。
前作「バベル」では銃弾を受け瀕死な状態を演じた彼女、ここでは何と男役。
音楽性をフォークからロックへ移行する過渡期、彼はブーイングを一身に受ける。
マスコミからの執拗な取材攻勢、往年のフォーク・ファンからの誹謗中傷・・・それでも時代は変わることを身を持って証明し、やがてロックとフォークの重要な部分を繋ぎ合せたラウドなサウンドを確立する。
60年代後半に革新的な行動に打って出た頃のボブ・ディランをモチーフに、若く美しい反逆精神に満ちた演技をスマートに魅せつけてくれる。
この演技、タダものじゃない!
案の定、あらゆる賞モノでのノミネートやら候補に挙がっているようだ。
この怪演振り、彼女が最もリアルなボブ・ディランに近い。
*それに、途中で登場するアレン・ギンズバーグ(アメリカを代表するビート詩人、ディランとの親交の深さは有名)役のデイヴィッド・クロス;David Crossというコメディアン、彼の扮装ぶりも当人っぽく面白かった。

しかし、改めてボブ・ディランの半生の膨大さには驚く。
ミネソタ州の田舎の青年が、才能と再生を繰り返し開花させ、時代や世界と向き合い続ける。
当人は1941年5月24日生まれ、人生の集大成の時期に入った。

この映画を通じて人間の多様性を知った。
思った以上に様々な行動や判断が出来て、計り知れない深さを持っているのが人間だ。

一つのことに執着した凡庸な日々なんて、本当にもったいない話だ。
後悔・・・人生を同窓会の連続にしてはいけない。
僕らが多様性に満ちた有意義な人生を歩む為に、こんな合言葉を唱えよう!

時代は変わる。

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Kame.Plaさんの画像


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難しい!
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投稿日:2008年5月5日
Kame.Plaさんのレビュー

一言で言って「難解」です。

あまりに変化が激しくついていけませんでした。誰が誰でどうなっているんだろう。ただ、途中で睡魔に襲われたせいもありますが・・・。

ケイト・ブランシェットやリチャード・ギアなど、点々とした演技は上手さを感じます。が、転々とストーリが展開して、すっかりコンフューズし難解な思いだけが残ります。

勧善懲悪ものが観たくなりました。

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ジョルジュ・トーニオさんの画像


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投稿日:2008年5月1日
ジョルジュ・トーニオさんのレビュー

<ストーリー>
ボブ・ディランの半生を、各時代の様々な「顔」のボブ・ディランと捉え、俳優6人が演じ分ける。

<個人的戯言>
私自身も一時ボブ・ディランにははまりましたが、彼の個人的私生活のことには全く興味がありませんでした。この6つの「ボブ・ディラン」の中で、私たちが目にしていた表の顔は、ケイト・ブランシェット演じる「ロック・スター」のボブ・ディランのみ。特にこのフォーク・プロテスタント・シンガーのイメージからの脱却の時代は、とてもスリリング。しかもケイト・ブランシェットの立振舞いは、ほんとイメージ通りのボブ・ディラン。

しかし他の時代の話は、特別興味をそそるようなものではなく、あまりにケイト・ブランシェットが凄いため、他の役者は「誰の役?」ってくらい印象が残りません。

当時のフォーク・ファンから裏切り者呼ばわりされた、ロック・サウンドへの転身は、相当なスキャンダルだったようですし、実際彼の足跡をCDで追っていた私にとっても、その音の変化は衝撃的で、しかも超かっこよかったので、話的にもこの時代が、最もボブ・ディランの「音楽」に触れていたものにとっては興味深いです。

おまけにその時代を受け持つケイト・ブランシェットがとにかく凄い!私自身もいくつかのLIVEの模様しか観ていませんし、特にインタビュー等はほとんど観ていませんが、たぶん世間のイメージの中の「ボブ・ディラン」そのものです。その発言をする時の仕草、抑揚等はもう完コピ状態。

それに比べて、ボブ・ディランの音楽以外の、「全て」のファンというわけではない私にとっては、デビュー前の放浪や、バイク事故の後の隠匿生活、カトリックの洗礼を受けた時代(音楽的には興味深いですが)、そして結婚生活等は、かなりどうでもいい話で、更にナビゲーター的に挿入されるディランの考え方を表すようなシーンは、実際と同じように難解な上、この辺りは、やはりケイト・ブランシェットが何しろ凄過ぎて・・・

それぞれの時代の役名は、影響を受けた詩人や歌手等から取ったりしているのも、知っていれば面白いところなのかもしれませんが・・・

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ナオミ・キャンベルスープさんの画像


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投稿日:2008年4月28日
ナオミ・キャンベルスープさんのレビュー

これ試写でみたんですけれども。

売りは、6人のボブ・ディランってことなんですけれども。

私(わたくし)、そもそも、ボブ・ディランが好きでないので。
私(わたくし)にとっては、どうでも良い映画なのよね。

これが、マドンナだったら、きっと熱く語っていたんだと思いますけれども。

さて、どこからどうみても、みなさん、ボブ・ディランに見えない。

唯一すごいなと思えたのは、ケイト・ブランシェット、彼女は、どことなくボブ・ディランに似ていると思った。
やっぱり、彼女って、化け物女優の一人だと思う。
どんな役でもやるでしょ。
おったまげ~!!!なのよね。
ついに男の役までこなしてしまうのねって感じ。

そりゃ~アカデミー賞にノミネートされるわよね。

あとね、つい最近亡くなったヒース・レジャーが出演しているんですけれども、こちらの映画でも、ドラッグとかにハマっていく感じの役で、なんか、すっごくリアルに感じた。
実生活でもこんな感じで悩んでいたのかもしれないと、なんかかぶる感じ。
痛い感じだった。

とにかく、ボブ・ディランが好きな人は見たほうがいいけど。
あまり彼に興味ない人は、他の映画をおすすめしますわ!!!

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