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「考える」映画ではなく、「感じる」映画
投稿日:2008年7月29日
ムラケンさんのレビュー
「考える」映画ではなく、「感じる」映画ですね。
目の前に起こることをどれだけ素直に受け止められるか、
そこがこの作品を傑作と思うか駄作と思うかの分け目・ポイントだと思います。
『ハウルの動く城』がダメだった人は、この『~ポニョ』もきっとダメなんだろ
うなあ。
『千と千尋の神隠し』から始まった“物語の解体”の試み。
『ハウル~』を経てそれはさらに進み、物語を完成させる労力はすべて、
躍動感・いのちの息吹きをフィルムに焼き付ける労力に割かれている印象を受けます。
(その意味で、宮崎氏はもう「完成された物語」を擁する『ナウシカ』『ラピュタ』的な
作品を創る気はないと思いますよ)
画面で起こることの説明が、どうして作品内ですべて用意されていなければ
ならないのでしょう? 目の前で起こることを全力で堪能し、
説明されない世界の理は、観終わった後に自分の想像力でフォローする。
それじゃあダメなんですかね?
ぼくらが生きている現実って、まさにそういうものじゃないですか。
もちろん、『崖の上のポニョ』には大満足です。
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