JUNO/ジュノ アマポーラさんの映画レビュー

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JUNO/ジュノ

  • 公開日 2008年6月14日
  • 3.3(全100票)
原題:
Juno
監督:
ジェイソン・ライトマン
脚本:
ディアブロ・コーディ
製作:
リアンヌ・ハルフォン、ジョン・マルコビッチ、メイソン・ノビック、ラッセル・スミス
撮影:
エリック・スティールバーグ
音楽:
マテオ・メシナ
美術:
スティーブ・サクラッド
製作国:
2007年アメリカ映画
上映時間:
1時間36分
配給:
20世紀フォックス映画

TM and (C) 2007 Twentieth Century Fox. All rights reserved.

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バーガー電話と肘掛け椅子
投稿日:2008年6月23日
アマポーラさんのレビュー

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ジュノ。16才。一度の「過ち」(あえて、このコトバを使おう)で予定外の妊娠。それを他人事のようにしか振舞えない相手の男子。それにいらだつジュノ。16才の妊娠にそこそこの驚きは示すものの、周囲はそれなりの理解をもってジュノに接する。ジュノは迷った挙句に出産を決意。祝福されない出産、それでも祝福を得ようとしてジュノは走り出す。
この映画には、いかにも未熟な女性がとびつきそうな可愛らしい「バーガー電話」と、円熟した大人のための「肘掛け椅子」が登場する。個性的だが、あまり実用的ではない「バーガー電話」で同級生に自分のイライラをぶつける一方で、庭の「肘掛け椅子」に腰を落としてパイプをふかし物思いにふけるジュノ。つまりは、自分の中の不安に揺れる未経験な少女を前者が、自己責任を果たそうとして大人ぶる少女を後者が象徴している。
ちょっと大袈裟な言い方をすれば、この映画は妊娠への責任を安易に取ることで決着する近頃の「できちゃった結婚」へのアンチテーゼという見方もできるだろう。一度の「過ち」の共犯者である男子は、のほほんとして相手の女性の妊娠に責任をとろうとはせず、勿論とる甲斐性もなく、当事者意識にも欠けている。だが、だからといって不誠実なのでは決してない。やがては誠実さが伝わるシーンに軽妙な楽曲が流れ、ランニングをする集団が二人の前をいつものように駆け抜けて、あっという間のジュノの一年が終わるのだが、大きな問題が一つ。この映画は、レイティングの付け方がホント、難しい!

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