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チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
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“アカデミー主演男優賞×2”+“アカデミー主演女優賞”+“アカデミー監督賞”まあ、何と豪華な顔ぶれでございましょうか!にも関わらず、何なのでしょうか、この地味~な空気は…?
なるほど確かにキャッチの通り“たったひとりで世界を変えた、本当にウソみたいな話”ではあります。当時のアフガニスタンは悲惨だったでしょうし、その危機を救うためにチャーリーがやったことは、確かに素晴らしいと称賛に値するとは思います。しかしこの映画、ラストでトンでもない事をヌカしておるのです。それは『俺たち、最後にチョット失敗しちゃいました』ってことを、堂々とカミングアウトしとるのですよ!何を失敗したかってことは、映画を観てご確認いただきたいのですが、このことが結局ソ連撤退後のアフガンを混迷させ、結果タリバンやアルカイダなどを台頭させる要因となってしまったのです。それに伴う世界的な混乱は、皆さんもご承知の通りですし、そしてそれは現在も間違いなく進行形で存在している問題なのです。にも関わらず、こんな状況下でこのような映画を作って公開してしまう…吾輩は、この映画を観て『こんなん、アメリカのエゴやがな!』としか思えませんでした。行なったことに対する結果に対して、これではあまりにも無責任すぎます。
随分と政治的な内容についてツッこんでしまいましたが、映画としても冒頭にも書いたように豪華スタッフ&キャストが集結しているのも関わらず、何か締まりがないんですよね。ユル~いって言うのかな?トム・ハンクスは、至って“普通”です。ホントに“普通”としか言いようがないくらい“普通”ですし、ジュリア・ロバーツなんか、『別に誰でもイイんとちゃうの?』ってくらい、存在感の感じられない演技ですし、唯一フィリップ・シーモア・ホフマンが、“はぐれエージェント”の役で、イイ味出してくれてるのが救いのタネですね。マイク・ニコルズ監督お得意の“風刺をきかせた演出”も、この映画では少々空回りしちゃったようです。重いテーマを、軽い作風で仕上げようとしたんでしょうが、非常に中途半端な“どっちつかず”という印象を受けました。どうしたかったんだよ~??
ただ、“知られざる歴史の1ページ”を知ることが出来るのは確かです。特に中東問題やテロとの戦いなどに興味がおありの方には、必見の映画であると思います。
前半の軽く笑える内容。中盤の現実を知る場面、後半の折りたたむような進行での構成。
アフガンへのソ連侵攻をUSAが介入した事実を映像化したもの。
戦争の悲惨さや場面は少ないのでR-15の必要なし。政治上のやりとりが多い内容のため、女性にとっては退屈な内容と思われます。
「大いなる陰謀」にも通じる、「世界におけるUSAの立場」を考えさせられる作品。
終わったあとの痛快な気分は全く無く逆に「ドーン」と重いものを背負った感じが不思議な印象。
つまりこの事実に近い作品を深刻に考えると当時の日本経済も何かの形で戦争に加担していたのか?と考えてしまう。
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