イントゥ・ザ・ワイルド あんゆ~るさんの映画レビュー(感想)

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イントゥ・ザ・ワイルド

劇場公開日 2008年9月6日
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映画作家ショーン・ペン、ここまで到達しましたか。
投稿日:2009年5月5日
あんゆ~るさんのレビュー

俳優としても監督としても大の苦手なショーン・ペン。
それでも本作の評価は全般的に良く、DVDで拝見させて頂きました。

経済的には恵まれているが、精神的に不遇な家族で育った若者が大学卒業と同時に、放浪の旅に出る。目的は「大量消費社会から脱し、荒野の世界で人生の『真理』を見つける」こと。それは若者なら誰もが持つであろう大志であり、それを実行に移す実在した主人公の熱意には共感するものあり。(世の中で使われている『熱意』という言葉は苦手だが。。。)

もちろんそんな若者は、見方を変えれば自分勝手である。
そんな葛藤からある意味、逃避するように彼は荒野へ突き進んでいくが、そこには心の必然性があるからそうしているのだ。誰も止めることが出来ません。そんな世間知らずな主人公の情熱を見ることで、逆に大切なことも学ばされるのです。

旅路で出会う人々との触れ合いや、大自然に囲まれて成長していく主人公の姿を描くと同時に、残された&残されていく彼を愛した人々の声が描かれているのが、それまでショーン・ペン監督になかった感性だと思います。

そうか、この監督さんも色々な葛藤と悩みを抱えながら、少しずつ成長していったんだね。。。そう思えると、他人なのに励まされているのはわたくしだけではないと思います。

あの最後をどう解釈すべきなのでしょうか?
それはもちろん千差万別であるが、途中から導入された「神」の視点を入れると、人生は残酷なのか愛に満ちているのかという二律背反に悩まされてしまう。この作品は、普段の日常感覚を抜け出して、大きな視点で人生を、世界を見つめることに誘います。

ここまで親身になって考えながら鑑賞した作品は久しぶり。

でも、なぜか評価にAはあげたくないんだな~。
それはやはりあの終わらせ方にあるのだと思う。だってわたくしは仙人になるつもりはないのですから。

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