サブウェイ123/激突 特集: “普通の男”デンゼル・ワシントンが語る「サブウェイ123」撮影秘話

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映画

サブウェイ123/激突

劇場公開日 2009年9月4日
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サブウェイ123/激突

オスカー俳優デンゼル・ワシントンが、トニー・スコット監督と4度目のタッグを組んだ「サブウェイ123/激突」で9年ぶり4度目の来日を果たした。ニューヨークの地下鉄での撮影について、共演したジョン・トラボルタについて、そして久々となる日本の感想など、さっくばらんに語った。(文・構成:編集部)

デンゼル・ワシントン インタビュー
「ごく普通の男が異常事態に巻き込まれるアイデアが気に入った」

9年ぶり4度目の来日となったデンゼル・ワシントン9年ぶり4度目の来日となったデンゼル・ワシントン

――本作の撮影に入るまで地下鉄には20年間乗ってなかったそうですが、20年ぶりの地下鉄にジェネレーションギャップを感じませんでしたか?

本物の地下鉄を使用して撮影された本物の地下鉄を使用して撮影された[拡大画像]

「エアコンがついているのには感動したなあ(笑)。でも、自転車の乗り方を忘れることがないように、いつ乗っても大体同じ印象だよ。そういえば、今回の映画に携わった人は全員安全講習を受けたんだけど、みんな一緒にヘルメットとブーツを履いて電車に乗ったんだ。そうすると僕も作業員のひとりだと思われて誰にも気づかれなかった。あの格好はいい変装になったね」

――劇中で列車スレスレのところを歩くシーンもありますが、撮影は危険だったのではないでしょうか?

「確かにすごく怖かったよ。列車は通常よりゆっくり走ってはいたけど、もしあそこで転んだりしたらと思うと恐ろしいね。それにもしサードレール(編集部注:走行用レールとは別に並行する第3の給電用レール)に触れたりしたら、たちまち感電してケンタッキーフライドチキンになってしまうんだ(笑)」

――ジョン・トラボルタとの共演で印象に残っていることはありますか?

「彼はすばらしい俳優であると同時にすばらしい人間なんだ。とても暖かい人柄だから仕事もやりやすくて楽しかったよ。主人公たちが無線でやりとりする今回の映画では、僕が先に3週間撮影して、その間ジョンは楽屋でマイク越しにセリフを言う。次の3週間は彼の撮影で僕が楽屋でしゃべるという撮影だったんだ。マイク越しに歌ったりジョークを言い合ったりして、普通の撮影より密な関係を築けたと思うよ」

こだわったのは「普通の男」であることこだわったのは「普通の男」であること[拡大画像]

――オリジナル版では警察官だったガーバーを、「普通の男にしたい」と希望したのはなぜですか?

「警察官役は『インサイド・マン』で演じたばかりだから、似たような役はやりたくなかったし、ごく普通の男が異常事態に巻き込まれるアイデアが気に入ったんだ。だから25ポンド増量してメガネをかけ、コーヒーを服にこぼすこともある庶民的な男にしたかった。僕も含めた世の中のほとんどの人間は“普通の人”だから、特別演じるのが難しいとは思わなかったよ。それまで銃の扱い方なんか全然知らなかったガーバーは、たまたま犯人からの無線に出たために人生が一変してしまうんだけど、そんな中でも妻に『帰りに牛乳買ってきて』と言われるんだ。そういうギャップも本作の面白さだと思うよ」

――この作品はトレインジャックの話ですが、ハイジャックテロがあった9・11以降、こういった作品を撮る側、見る側の意識が変わったと感じることはありますか?

「その質問に正確に答えるためにはリサーチが必要だけど、ジョン・トラボルタが犯人で地下鉄を占拠するというストーリーからして、9・11を連想する人はあまりいないんじゃないかな。それに9・11以前にもオクラホマシティでテロ事件があったわけだから、それほど影響はないと思うよ」

謙虚さを忘れないオスカー俳優謙虚さを忘れないオスカー俳優[拡大画像]

――トニー・スコット監督と4度目のタッグですが、ほかの監督にはない魅力があるのでしょうか?

「僕はよく『空を飛ぶのが怖ければ地上に残れ』と言うんだけど、要するにパイロットを信頼できないなら飛ばない方がいいという意味で、これまで4度仕事をしたトニー・スコットは、僕の信頼できるパイロットってことだ。そしてスパイク・リーとも4度、エドワード・ズウィックと3度、ジョナサン・デミとも2度仕事をしているが、みんな素晴らしいパイロットなんだ。そういう信頼できるパイロットたちが僕に声をかけてくれるから、僕は彼らと仕事ができるんだよ。それと、人生は短いのだから仕事も楽しみながらやりたいと思っている。彼らと仕事するのは人生を楽しめるからでもあるんだ」

――先ほどご自身のことを“普通の男”と言っていましたが、オスカーを2度も獲得したあなたが今でも地に足がついた“普通の男”でいられる秘訣はなんですか?

「祈りと瞑想だ。良いことも悪いことも日々いろんなことが起こるけど、すべて自分の責任だと考えるようにしている。悪いときだけ神にすがるのではなく、常に祈ることで謙虚な気持ちでいられるんだ」

――ニューヨークヤンキースのファンだということですが、松井は来年も必要だと思いますか? また、4度目の来日の感想を教えて下さい。

「僕はマツイが好きだしチームに必要だと思うけど、ヤンキースにはイチローも必要だね(笑)。日本には『クリムゾン・タイド』『マルコムX』『ボーン・コレクター』でも来たけど、来る度にホテルがランクアップしてうれしい限りだ(笑)」

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